小児科は「小児における総合診療」と言えますが、当科ではまさしくそれを実践しています。そして、診断・治療が最適なものとなるよう、そのために望ましいと考えられれば他診療科、近隣・高次医療機関と密接な連携を執りつつ、診療を行っております。
(1)外来
外来は、午前中に一般診療を行っており、受診日・時間帯の予約が可能です。午後は、予約制で専門外来、乳児健診、予防接種などを行っています。午後は時間外診療となり、基本的に紹介患者のみとなります。
2023年、年間総外来受診者数は18,366名、1日平均74名の診療にあたりました。うち、救急外来受診者数は4,670名でした。
(2)入院
2023年、入院患者総数は805名です。内訳は肺炎・気管支炎(85)、気管支喘息 (63)、咽頭炎・扁桃炎(28)、中耳炎・副鼻腔炎(6)、などの呼吸器疾患の入院が多く、ウイルス感染症 (32)、尿路感染症(17)、ネフローゼ症候群(3)など腎臓・尿路器疾患、熱性けいれん(49)、てんかん(17)などの神経疾患と続いています。その他、川崎病(33)、糖尿病など多岐にわたる疾患の入院に対応させて頂きました。
菊地 正広 (主任医長)
1981年、東北大学医学部卒。1991年より当院勤務、神経外来を担当。日本小児科学会小児科指導医、日本小児神経学会専門医。
小宅 泰郎 (主任医長)
1986年、岩手医科大学卒。2009年より当院勤務。日本小児科学会小児科指導医、小児感染症認定医、ICD(インフェクションコントロールドクター)認定医。
諏訪部 徳芳 (主任医長)
1989年、東北大学医学部卒。2005年より当院勤務。日本小児科学会小児科専門医。
平木 彰佳 (主任医長)
2005年、筑波大学医学専門学群卒。2011年より当院勤務。日本小児科学会小児科指導医、日本小児神経学会専門医。
甲斐 友美 (主任医長)
2012年、宮崎大学医学部医学科卒。2019年より当院勤務。
星野 寿男 (医員)
1970年、東北大学医学部卒。1970年より当院勤務、心臓外来を担当。
出澤 洋人 (医員)
2014年、筑波大学医学群卒。2024年より当院勤務。日本小児科学会小児科専門医。専門領域 内分泌代謝・糖尿病。
砂押 瑞史 (医員)
2016年、愛知医科大学卒。2022年より当院勤務。日本専門医機構認定小児科専門医。
高橋 健一 (医員)
2020年、筑波大学医学群卒。2024年より当院勤務。
上口 真 (医員)
2021年、熊本大学医学部卒。2024年より当院勤務。
(1)受診される方々へ
受診の際は、可能であれば「かかりつけ医」からの紹介状をお持ちになって受診するようお願いしておりますが、平日11:00までの診察受付時間内であればこれに限らず診療させて頂いています。不明な点は当院地域医療連携室、あるいは小児科外来までお問い合わせください。
(2)救急診療体制について
平日夜は22時まで、休日はこれに加え8:15からの日勤帯にも小児科医が常駐して診療にあたっています。深夜帯は全科当直医の要請に応じて対応しております。診療を希望される方は受診前に電話で当院救急センターまでお問い合わせください。救急時間帯は、緊急対応が必要な患者さんを優先して診療させていただきますので、お待ちいただくこともあることを予めご了承ください。軽症の患者さんはできるだけ日中のうちにお近くの「かかりつけ医」か、休日はまず日立メディカルセンター休日診療所の受診をお願いしております。
新生児科