鉄道は地球温暖化や都市への人口集中といった社会課題の解決手段として期待され、世界各地で新設やリニューアルが進んでいます。日立は、車両や駆動装置、運行管理システム、電力管理システム、情報サービスなどフルラインのサービスを提供する総合システムインテグレーターとして、鉄道を支えています。さらに、日本だけでなく欧州・アジアなど海外の鉄道事業にも積極的に関わっています。
新幹線電車や特急電車などの高速車両、通勤電車、モノレール、空調・換気装置、台車などの設計・開発
VVVF インバーター制御装置、ハイブリッド駆動システム、ネットワーク信号制御システム、デジタルATC、ATI、運行管理システム、旅客案内システム、受変電システムなどの設計開発
新幹線電車や特急電車などの高速車両、通勤電車、モノレール、空調・換気装置、台車などの品質保証
VVVF インバーター制御装置、ハイブリッド駆動システム、ネットワーク信号制御システム、デジタルATC、ATI、運行管理システム、旅客案内システム、受変電システムなどの品質保証
新幹線電車や特急電車などの高速車両、通勤電車、モノレール、空調・換気装置、台車などの製造に関する生産技術開発
VVVF インバーター制御装置、ハイブリッド駆動システム、ネットワーク信号制御システム、デジタルATC、ATI、運行管理システム、旅客案内システム、受変電システムなどのプロジェクトエンジニアリング
・鉄道ソリューション内部向けのITサービスの企画・開発
・鉄道車両の設計〜製造まで担っている事業所向けのITサービスの企画・開発・運用業務
新幹線電車や特急電車などの高速車両、通勤電車、モノレール、車両に搭載する空調・換気装置、台車などの開発・設計・製造・試験。
VVVFインバーター制御装置、ハイブリッド駆動システム、ネットワーク信号制御システム、デジタルATC(Automatic Train Control 自動列車制御装置)、ATI(Autonomous Train Integration 車両情報制御装置)、運行管理システム、旅客案内システム、鉄道用受変電システムなどの開発・設計・製造・試験。
次世代新幹線電車技術では、高速化や高密度運行のニーズに応えつつ、「騒音抑制」「振動抑制」「省エネルギー」「軽量化」「保守性向上」を目指して新技術を開発しています。
「A-train」は軽量アルミ素材を使い、リユース・リサイクルが容易な車体を提供。摩擦攪拌接合技術で美しい車体を実現し、モジュール構造で生産効率とフレキシビリティを向上。
蓄電池電車は、非電化区間を蓄電池の電力で走行可能であり、環境にやさしく、動力システムの電動化による騒音低減、乗り心地向上が期待できます。
鉄道車両における省エネルギー性と高性能化を追求し、SiCパワーデバイスを使用して装置の小型化・軽量化と電力損失の低減を両立させています。これにより、環境負荷の少ない鉄道車両の開発に貢献しています。
非電化区間での燃料消費を抑え、CO2削減を実現。減速時にエネルギーをリチウムイオンバッテリーに回収し、加速時に再利用する仕組みで効率的な運転が可能です。エンジンの発電を適切に制御し、停車中や惰行中にはエンジンを停止することで、騒音の低減も図っています。
車両内に情報ネットワークを構築し、駆動制御装置やブレーキ装置などの機器を管理・制御。運行情報の表示や空調、車内の液晶表示、自動放送装置などのサービス機器も制御します。さらに、自己診断機能と連携した自動試験や運行履歴を記録する機能により、保守作業の効率化や故障解析の精度向上に役立てています。
列車の位置情報を基に速度を自動的に制御する装置で、先行列車との間隔を保ちながら安全な運行を確保します。ブレーキ制御もデジタル化され、停止位置信号が地上から伝えられるため、列車の安定した走行が可能となり、乗り心地向上や列車間隔の短縮による輸送量の増加が期待されます。
国際標準規格の列車信号システムです。日立は、日本企業として初めてCBTCの最高安全レベルの認証を取得し、ETCSに準拠した車上信号装置を製品化しました。これにより、日本で培った技術を欧州規格に適合させ、国際的に安全な鉄道システムを提供しています。
列車の在線状況を監視し、列車がダイヤ通りに運行できるよう制御します。ダイヤが乱れた際は、迅速な運転整理をサポートし、駅間の接続や電力・駅設備の監視制御を行うことで、安定した輸送を確保。また、旅客サービス向上にも寄与するシステムです。
鉄道用受変電システムは、防災、省エネ、省力化、省スペース化を実現し、信頼性の高い鉄道電力設備の提供が求められる中、日立はこれまで培ってきた鉄道システムのノウハウとIoT技術を活用し、最適な受変電システムを提供し、安定的な電力供給を実現しています。
世界の鉄道市場は今後も成長が見込まれており、日立の鉄道ビジネスユニットはこれをビジネスチャンスと捉え、積極的に海外市場へ進出しています。2015年にはイタリアのアンサルドブレダ社とアンサルドSTS社を買収し、欧州や米州、その他の地域に拠点を確保。これにより製品ラインナップを拡充し、ターンキーソリューションやIoT/デジタル事業の強化を進めています。現在、欧州だけでなく米州、アジア、新興国でも多くのプロジェクトが進行しており、鉄道システム事業のリーディングカンパニーを目指し、グローバルに活躍できる多様な人財を求めています。