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事例紹介:独立行政法人国立病院機構 嬉野医療センター

電子カルテシステムとの連携で利便性とセキュリティを両立させた「日立指静脈認証システム」

ユーザーと管理部門双方の負担も大幅に軽減

[イメージ]操作も簡単でストレスなく使える指静脈認証装置
操作も簡単でストレスなく使える指静脈認証装置

「ユーザーの利便性と認証精度を両立させるため、日立さんにはご無理をお願いしましたが、皆がストレスなく使える理想的な環境を構築していただき、非常に感謝しています。操作も簡単で、導入時の簡単なオリエンテーションだけで利用できています。現場からのクレームは1件もありませんでした。今はだれもが"もうIDやパスワードの手入力には戻れない"と喜んでいます」と浦川氏は笑顔で語ります。

運用面でも、離席時には数分後に自動的にログオフし、再度利用する際には再び指静脈認証でのログインがルール化されたほか、いつだれがシステムを利用したかのログ管理も徹底されているため、セキュリティレベルは格段に向上。これまで行われていたID/パスワードの定期的な更新や、更新の都度ユーザーがID/パスワードを記憶しておく必要もなくなったため、ユーザーと管理部門双方の負担も大幅に軽減しました。

「カルテを扱う際に、患者さまの目の前できちんと認証する姿を見せることで、"私の情報は守られている"という安心感を与えられることも大きな進化です」と喜ぶ古賀氏は、今回導入した電子カルテシステムと日立の指静脈認証システムがシームレスに連携できたことも高く評価します。
「従来ならログイン時のセキュリティ機能は、新しく導入した電子カルテシステムのベンダーが用意するものを、そのまま使うのが一般的だったかもしれません。しかし導入する側にとっては、それぞれに強みを持つベンダーのシステムを柔軟かつ最適に組み合わせたいという思いが強くあります。その点で日立さんの指静脈認証システムは汎用性が高く、相互連携も非常にうまくいっています。このため今回の調達ではシステムの選択肢が一気に広がっただけでなく、情報システム活用における本院のポリシーでもある全体コストの最適化にも大きく寄与したと考えています」と古賀氏は語ります。

[イメージ]嬉野医療センターの受付の様子
嬉野医療センターの受付の様子

今後は医事会計システムや入退室管理、電子決裁などにも指静脈認証システムの適用を検討していきたいと語るお二人。これからも日立は、より安全なメディカル環境実現を支援する指静脈認証システムにより、嬉野医療センターが実践する、高品質で安全な医療サービスを支え続けてまいります。

特記事項

  • 2011年2月 株式会社 日立製作所 情報・通信システム社発行情報誌「はいたっく」(日立インターメディックス株式会社印刷)掲載
  • 本事例中に記載の内容は初掲載当時のものであり、変更されている可能性もあります。詳細はお問い合わせください。
  • 事例は特定のお客さまでの事例であり、すべてのお客さまについて同様の効果を実現することが可能なわけではありません。