2020年2月13日(木)
しぶさわこども園の園庭で年少園児約60名と先生がシイタケの菌打ち体験を行いました。地元ボランティアとエコ村のスタッフがこども園に出かけての出張菌打ちです。
植菌時の園庭の様子
この日は朝から大雨で延期にするかどうするかこども園の先生と地元ボランティアのみなさんとで相談した結果、午後には雨が上がる天気予報でしたので、時間をずらして実施することにしました。 いままではこども園でシイタケ用の原木にドリルで穴をあける準備をしていましたが、今回は午後からの開催になったので、午前中の空いた時間を利用して、ボランティアの人たちがエコ村の実験棟付近で穴開けをしてから、こども園まで原木を運びました。
午後の予定時間になると天気予報通りに雨が上がり、快晴に近いほどの良い天気になり、日差しがさす中での菌打ち体験になりました。
園庭に原木を並べるなどの準備ができたのち、園児が集まりました。エコ村の村長から始まりの挨拶があり、そのあと地元のシイタケ農家の方からシイタケの菌打ちついてのお話がありました。
ほだ木からシイタケが出ているものを紹介
シイタケ菌の打ち方をレクチャー
菌打ちのやり方は、原木に開けた穴へシイタケ菌の種駒をいれてから、木づちを使いトントンと打ち付けることを教わりました。そして、数年前に菌打ちした数本のホダ木からシイタケが生えているのをみんなに見せながら、このようなシイタケが出てくるまでには種駒を打ってから約2年かかるということを伝えました。
自分でコマ菌をセットし菌打ち
ボランティアは危なくないか見守ります
1本のホダ木に園児が4〜5人が集まり、 そこへボランティアが1名がついて、最初は1人1コマずつ打ち付けていきました。今年はコマ菌を例年の倍の8コマぐらい打ち込むことがでるので、最初に穴の開いている面の全ての穴にコマ菌を立てておいて、「僕は8連続で打つ!!」と声をかけながら、木づちの連打で一気に打ち込む園児もいました。みんな楽しそうに笑顔で体験していました。
コマ菌を8個先にセット!
順番を待つ間にほだ木から出ている
シイタケのにおいを確認してみた
菌打ちが終わって、クラスごとにお部屋に戻ってた園児の一人が園庭に戻ってきてエコ村のスタッフに伝えたいことがあるというので、その園児のお話を聞きました。
「シイタケの菌打ちを教えてくれてありがとう!」と少しはにかみながら一生懸命に伝えてくれました。「いえいえ、どういたしまして。おじさんたちにも伝えるね。来年は年長さんだから次はお米をエコ村の田んぼで作ろうね。田植えに来てね」と伝えました。
その園児は嬉しそうに「またね」と言ってお部屋に戻っていきました。
今回一緒に手伝ってもらった地域のボランティアのみなさんに、改めて園児からお礼があったことを伝えると、ボランティアのみなさんも疲れを癒されたのかにっこりとほほ笑みながらお礼に答えていました。