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シイタケの植菌体験

2015年3月10日(火)

今年も春の訪れとともにしぶさわ幼稚園の園児さんと先生が、エコ村にシイタケの植菌体験に来てくれました。

[写真] たくさんのシイタケにびっくり
たくさんのシイタケにびっくり!

ご近所のシイタケ栽培をしている農家の方に「シイタケが出来るまで」をお話をしていただきました。一昨年の春に、今回の園児のお兄さん・お姉さんが植菌し、たくさんのシイタケが発生したホダ木を披露すると大きな歓声が上がりました。

その後、6、7人ずつの班に分かれ、菌の植えつけにチャレンジです。みんな仲良くかわりばんこに木槌を使って、ホダ木(コナラの丸太)に空けた穴にシイタケの菌を打ち込んでいきます。

[写真] 輪になってお話しを聞いています
輪になってお話しを聞いています

[写真] みんなで仲良く一緒に作業します
みんなで仲良く一緒に作業します

[写真] 棒積みしたホダ木
棒積みしたホダ木

最後に、みんなが上手に菌を打ち込んだホダ木を棒積み(横積み)にして、菌糸がホダ木に移り伸びるのを待ちます。

シイタケが顔を出す2年後には、みんなは小学生になっています。たくさんのシイタケと一緒に成長したみんなに会えるのを楽しみに待っています。

早春の便り

2015年2月16日(月)

大寒を過ぎると梅のつぼみもほころび始め、エコ実験村でも少しずつ春の兆しを感じることができるようになります。
休耕田再生エリアでアカガエルの産卵風景を撮影できました。アカガエルは里地里山を代表する生き物の一種です。 立春の頃の暖かい雨の降る夜に年一度の産卵の時を迎えます。

[写真]  秋に広葉樹林再生エリアでみつけたアカガエル
秋に広葉樹林再生エリアでみつけたアカガエル

今年は大寒を過ぎた1月26日より産卵が始まりました。

エコ村(休耕田再生エリア)××月〜××月の最低気温推移
エコ村(休耕田再生エリア)
12月〜2月の最低気温推移

池に近づくとケロケロ・ケロケロ・ケロケロとアカガエルの合唱が聞こえてきます。



ケロケロという鳴き声は、春のおとずれが近い事を知らせてくれています。

冬の動物たち

2015年1月15日(木)

冬になっても、エコ村や周辺ではいろいろな動物を見ることができます。

雪が降ってモグラがトンネルを掘ったのか、休憩所にたくさんのモグラ塚ができていました。
休憩所から水源の方に木道を辿ってゆくと、動物の足跡を発見しました。どうやらタヌキが散歩していたようです。

[写真] 休憩所のモグラ塚
休憩所のモグラ塚

[写真] 木道の上のタヌキの足跡
木道の上のタヌキの足跡

大型の草食哺乳動物も観察され、水源近くの林ではアオキを食べにきたニホンジカを発見できました。
水源は多くの動物が利用しているようです。ニホンジカと同じ林でイノシシが確認されました。

[写真] 水源近くの林の中のイノシシ
ニホンジカ、林床にはアオキがたくさん生えています

[写真] 広葉樹再生エリアのウサギ
水源近くの林の中のイノシシ

広葉樹林再生エリアでもたくさんの動物が観察されています。通り掛かったウサギがカメラを見ていました。

[写真]  広葉樹再生エリアのウサギ
広葉樹再生エリアのウサギ

別の日には、近くの林の中でタヌキを確認できました。タヌキは夜行性といわれていますが、夜明け前に降りた霜の上に散歩の足跡が残されており、千村のタヌキは明るくても行動するようです。

[写真] 林の中のタヌキ
林の中のタヌキ

エコ村および周辺の動物たちは、冬の寒さに負けず元気に活動しています!

お米の贈呈

2014年11月25日(火)

秋に採れたお米を脱穀・籾摺り(もみすり)を経て精米し、しぶさわ幼稚園にもち米、渋沢小学校にうるち米をお渡ししました。併せて、地域の方々(やまばと学園、寿湘ヶ丘 老人ホーム)にも もち米を贈呈し、たいへん喜んでいただきました。
しぶさわ幼稚園と渋沢小学校では、お米のお返しに田植えの体験を色紙や作文にまとめていただきました。


しぶさわ幼稚園でもち米をお渡ししました


お返しに色紙をいただきました


渋沢小学校の児童さんにうるち米をお渡ししました


しぶさわ幼稚園でいただいた色紙


渋沢小学校でただいた作文集

来年の秋もまたみなさんと一緒に収穫を楽しみたいです。

秋の収穫2014

2014年9月24日(水)、30日(火)、10月4日(土)、7日(火)

エコ村の田んぼや近くの畑でお米、さつま芋などを収穫しました。夏の間、地元の人に草取りをしてもらったおかげで、春に植えた稲や芋の苗が立派に育ちました。


黄金色に実った稲穂


稲束を抱えて大満足

<秦野市立渋沢小学校 稲刈り編>

9月24日は、渋沢小学校5年生と先生の約150名が稲刈りをおこないました。6月に自分達で植えた うるち米「キヌヒカリ」をひと株ずつ鎌で刈取り、6株ぐらいを藁でひとつに束ねハサ掛けにして天日干ししました。


全員で手分けして稲刈り


先生に手伝ってもらって稲を束ねます

<秦野市しぶさわ幼稚園編 稲刈り&芋掘り編>

9月30日は、しぶさわ幼稚園の年長園児と先生約90名が3班に別れ、稲刈りとさつま芋堀りを交代でおこないました。お米もお芋も大きく育って、収穫は大変でしたが、大きなお土産を持って帰りました。


自分より大きな稲の刈り取りに挑戦


大きなお芋が採れました

<収穫祭>

10月4日は、エコ村で収穫祭をおこないました。台風の接近が心配されましたが天候に恵まれ、地元やボランティア活動でエコ村に関係している方々、会社従業員とその家族を合わせて約110名の方に来ていただきました。田んぼでの稲刈りや畑でのさつま芋掘りの他、フィールドでの生き物観察や稲藁(いなわら)を使って縄を綯う(なう)体験していただきました。収穫体験の後は、地元で採れた野菜を使った料理や炊きたてのおにぎり、つきたてのお餅でお昼をいただき、秋の一日を楽しみました。

  
  稲刈りの途中で「ハイ、ポーズ!」               お芋もカエルもゲット                   足踏み式縄ない機に興味津々

<秦野市立渋沢小学校 芋掘り編>

10月7日は、渋沢小学校2年生の約120名がさつま芋掘りにやってきました。皆さんに沢山のお芋を持って帰ってもらいました。


おも〜い!


たくさん採れたね

自分たちで植えた稲やさつま芋の成長を、肌で感じてもらえたのではないでしょうか!

田植え2014

2014年5月27日(火)、29日(木)、31日(土)

エコ村にある4枚の田んぼの田植えを3回にわたり行いました。

<秦野市立渋沢小学校編>

5月27日は、渋沢小学校の5年生と先生約150名が8班にわかれて、『うるち米 キヌヒカリ』の苗を植えてくれました。


目印の紐にそって真剣に苗を植えています


水の冷たさが残る小川で足を洗いました

はじめは田んぼに入る事をいやがっていた子も、入ってしまうと楽しそうに植えていました。ひとりで四列植えましたが、あっと言う間に終わってしまったので、みんなはもっと植えたそうでした。

<秦野市しぶさわ幼稚園編>

5月29日は、しぶさわ幼稚園の年長園児と先生約90名が『もち米』の苗を植えてくれました。


上手くできているかな?


植え方をしっかり観察

田んぼの泥に足をとられて動けなくなるので、田植えを始めるまでが大騒ぎでした。
ひとり二列ぐらい植えると交替します。『もっとやりたい』という声があるほど、楽しい時間を過ごしていました。

<従業員編>

5月31日は炎天下の中、日立グループ従業員と家族約90名、更に地域の方々と関係する各種団体の約40名が田植えに参加し、『もち米』の苗を植えました。


広い田んぼにみなさんで植えていきます

田植え以外にも、農耕作業体験として近くの畑で落花生や枝豆などの種まきと、スイカの苗を植えました。

また、それぞれの作業と平行し、フィールド散策として東海大学の学生と一緒に生き物観察を行いました。スマートフォンでの音声投稿を主とした日立のSNSソリューション「talkfield」を使い生き物の情報を投稿、生き物観察に使用可能か実験もしました。

生き物観察後には、手作りの小水力発電機や風力発電機の展示やITエコ村に関連する研究や取り組みのパネル展示、関係者の方の講演なども行いました。


いろんないきものに興味深々


どんな風に動くのかな!
【自作の小水力発電機】

昼からは、参加者全員で懇親会を行い、地域の方々が準備してくださったご馳走をいただきながら、会話を楽しみました。

最後は、ジャンケン大会です。賞品はエコ実験村で昨年取れた「お米」5kgや千村名産の「桜漬け」、取れたての「新玉ねぎ」2kgなど。歩いて帰る方には重かったかもしれませんが、良い記念となったのではないでしょうか。みなさんお疲れ様でした。

さつま芋を育てる

2014年5月13日(火)

神奈川県秦野市立渋沢小学校2年生の児童と先生の約140名が、さつま芋の苗の植え付けに来てくれました。

さつま芋の特徴と苗の植え方について、地元の方から説明を受けた後、苗の植え付けをおこないました。


さつま芋を植えるのが楽しみです


さつま芋の苗と種芋

さつま芋の苗は短いものと長いものを2種類用意しました。短いものは「斜め植え」、長いものは「並行植え」で植えていきます。


みんな真剣!


うまく植えられたかな?

「斜め植え」と「並行植え」、植え方によって成長に違いがあるのでしょうか。これからが楽しみです。

エコ村自然観察

2014年4月24日(木)

神奈川県秦野市しぶさわ幼稚園の年長さんと先生約90名がエコ村の自然観察に来てくれました。

今日は、「食べられる野草」、「里地里山の音」、「水生生物」という3つテーマで観察をおこないます。


どんないきものにあえるのか楽しみです!

「食べられる野草」では、ヨモギやセリなどの匂いを嗅いで、野草の違いを確認していました。


葉っぱの匂いってどんなだろう

「里地里山の音」では、野鳥の鳴き声や里地の生活の音を聞いて、里山に響くたくさんの音を発見しました。


野鳥の声、聞こえるかなぁ

「水生生物」では、希少なホトケドジョウやアズマヒキガエルのオタマジャクシ、サワガニなどを捕まえて観察しました。


オタマジャクシを捕まえたいな!

園児達は普段あまり出会えない植物や生き物を見る事ができたようで、ワクワクした笑顔にたくさん出会う事ができました。

春の色が舞う

2014年4月1日(火)

ITエコ実験村に春が訪れました。春を感じさせてくれる代表的な生物を紹介します。

ITエコ実験村を見ると、真っ先に目に付くのがヤマザクラです。里山のすそに見事な花を咲かせて、迎えてくれました。

[写真] 里山のすそのに咲く桜
綺麗なピンク色が広がってます。


【ヤマザクラ】バラ科サクラ属の落葉高木

散策の木道を水源に向って歩いて行くと、水源近くの小川にはきれいな水の指標種とされるイワボタンが花を咲かせていました。


【イワボタン】ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草

[写真] イワボタン
小川を黄色で染めています

ビオトープでは、沼地や池の中にアズマヒキガエルが沢山の卵を産んでいました。


ビオトープでは緑とのコントラストを引き出しています


アズマヒキガエルの卵
【アズマヒキガエル】ヒキガエル科ヒキガエル属

木々も芽吹き始め、里山全体も黄緑色におおわれ、春を待ちわびていた生き物が活動を始めたことが実感できました。

みなさんも近くの山や公園に足を運んでみてはいかがでしょうか。色々と春を感じられるものを発見できると思います。