2023年3月1日(水)、18日(土)
地元ボランティア団体、日立関係者で閉村式(閉所式)を行いました。
2011年4月に開村し2023年3月までの12年間、神奈川県秦野市千村で里地里山の生態系保全活動を行ってきましたが、3月末で「日立主導の活動」を終了することになりました。日立のITエコ実験村としてのフィールドと活動拠点として使用したIT管理棟について、活動の区切りとして閉村式を2回に分けて実施しました。
フィールド閉村式
実験棟閉所式
1回目はフィールドの閉村式を3月1日に実施しました。
フィールドはIT機器や設置物などを撤去するための原状回復を行う工事が入る前に行いました。当日は関連団体の代表の方に集まってもらい、フィールドに設置した小さな看板を取り外しました。
フィールド閉村式の様子
エコ村ロゴ看板取り外し
エコ村ロゴ看板取り外し後
手書き看板取り外し
手書き看板取り外し後
2回目はエコ村のIT管理棟の閉所式を3月18日に実施しました。
この日はエコ村活動の関連団体の総会が実施されたので、総会に出席した地元関係者と日立関係者など多くの方々に出席いただきました。
式典では、日立の代表者の挨拶、生き物里管理運営協議会の会長のご挨拶を頂いた後、エコ村担当より12年間にたくさんのイベントを実施したことや、さまざまなITの実証実験を行ってきたことを振り返りました。その後、今まで実証実験の拠点としていたIT管理棟(事務所)の看板を代表者の方に取り外してもらいました。管理棟はエコ村での活動を12年間支えてくれました。ありがとう!
そしてこれまでの活動で、たくさんの方々にご協力いただいたことへの感謝の意を伝えました。
IT管理棟の閉所式
生き物の里管理運営協議会の会長のご挨拶
看板は木ネジで止めてあるので木ネジを外します
生き物の里管理運営協議会の会長と日立代表に持ってもらいました
看板を取り外しました
2023年4月からは、地元ボランティア団体の千村ネイチャー倶楽部が「秦野市 生き物の里第5号」(ITエコ実験村)の保全活動を継続してくれます。それに伴い、今までエコ村として利用してきた農耕器具などを千村ネイチャー倶楽部へ寄付するため、会長に目録を渡しました。
目録の授与
これからは「秦野市 生き物の里第5号」として、地域住民の方や日立のOBが中心となって構成される千村ネイチャー倶楽部が主体的となり、エコ村の意思を引き継いで生態系の保全活動を行ってくれます。
日立としてはこれまでのノウハウをもとに、この場所に生息するアカハライモリやホトケドジョウなどの希少な生き物が今まで通り生息できるよう、今後も定期的な支援をしていきます。
集まったみなさんで記念撮影
土曜日の朝から雨は今年初。山桜が見ごろ