ページの本文へ

Hitachi

エコ村の春

2013年3月26日(火)

今年のソメイヨシノの開花は早いなと思っていたら、エコ村の野生桜も、昨年より早く開花しました。それなのに、カエルの卵はなかなか見つからず、ようやくビオトープに3つのかたまりを発見しました。こちらは昨年の発見よりも遅い気がします。今年の春の訪れは早い?遅い??

[写真] 満開の野生桜
満開の野生桜

[写真] ビオトープのカエルの卵
ビオトープのカエルの卵

[写真] 新しい木道
水源近くまで延びた新しい木道

この日、冬の間に整備を進めてきた新しい木道がついに完成しました。休耕田再生エリアとは逆の、水源の方面へ行けるようになったのです! 春になって村を訪れる人たちも増え、新しい散歩ルートができたと喜ばれています。

[写真] 新しい木道
写真右奥が水源です

地面がぬかるんでいて近づけないエリアでしたが、これからは、この新しい木道の近辺にいる生きものたちにも注目していきたいと思います。

シイタケの植菌(しょっきん)

2013年3月19日(火)

春を迎えたエコ村に、秦野市立しぶさわ幼稚園の年中組の園児さんと先生方が、シイタケの植菌体験に来てくれました。

[写真] 説明を聞く園児たち
熱心に説明を聞いています

はじめに、ご近所のシイタケ栽培農家の方やエコ村スタッフの話をみんなで聞きます。

【シイタケができるまで】

  1. 2ヶ月くらい乾燥させたクヌギの原木を用意
  2. 菌を植える穴をドリルで開ける
  3. 菌を木槌で打ち込む → ホダ木
  4. 菌がホダ木にまわるまで、ふた夏待って、その秋にシイタケが顔を出す

[写真] 作業の様子
うまくできるかな?

いよいよ、菌の植えつけにチャレンジです。5、6人ずつの班に分かれ、みんな仲良くかわりばんこに木槌を使って、原木の穴に菌を打ち込んでいきます。

[写真] 作業の様子

シイタケが顔を出すのは、2年後。みんなは小学生になっています。その時まで、スタッフが大事にホダ木のお世話をするので、「また収穫にきてね。」と約束をしました。

成長したみんなと一緒に、たくさんのシイタケに会えるのを楽しみにしています。

うれしいプレゼント

2012年11月6日(火)

田植えや稲刈りを手伝っていただいた、しぶさわ幼稚園、渋沢小学校や地域の社会福祉法人 やまばと学園、社会福祉法人むつみ福祉会 寿湘ヶ丘老人ホームへ、収穫したお米をおすそわけしました。お米は、調理実習やお餅つきで使われるそうです。

[写真] 渋沢小学校
渋沢小学校

[写真] やまばと学園
やまばと学園

田植えや稲刈り体験、お米のお礼にと、幼稚園からは手作りの感謝状を、小学校からはありがとうの感想文集をいただきました!

[写真] いただいた感想文集
うれしいプレゼント

エコ村での体験を通じて、みなさんが感じたこと、楽しかったこと、驚いたこと、エコ村スタッフへの感謝の気持ちなどが、それぞれの言葉で書かれていて、スタッフ一同、大感激でした。村の仕事はいろいろ大変なこともありますが、こういうメッセージはうれしいプレゼントであり、とても励みになります。

ちょっと気が早いですが、来年に向けて、またがんばろうと思った一日でした。

稲刈り2012 後編

2012年10月7日(日)

1回目の稲刈りとはうって変わって、あいにくの冷たい雨の中、地域の方々、エコ村の実験に参画いただいている大学機関や秦野市役所、日立有志とその家族、約100名が、泥だらけになりながら、残る2反の稲刈りをしました。

[写真] 稲刈りと餅つきの様子
大粒の雨の中でも、豊作にみなさんにっこり      恒例となった餅つき

稲刈り後は自然観察と、収穫祭を行いました。収穫祭では餅つきのほか、地域の方々によるよさこい踊りで、豊作を祝いました。

[写真] よさこい踊りの様子
参加者全員で豊作を祝いました

休耕田を再生した3反の田んぼで、無農薬・無肥料で栽培した米は、「きぬひかり」と、もち米種の「喜寿」です。今年も、田植えや稲刈りを手伝ってくれた近くの幼稚園、小学校や地域の施設へ、精米したお米を配布する予定です。

稲刈り2012 前編

2012年10月5日(金)

暑いくらいの秋晴れの中、5月に田植えを手伝ってくれた、近くの小学5年生約170名の子どもたちと稲刈りを行いました。「わぁ、こんなに大きくなってる!」と、稲の成長ぶりにみんなびっくり。自分達で植えた1反分の稲をみんなで刈っていきます。

[写真] 指導を受ける様子
熱心に話を聴いています

まずは田んぼの先生である自治会の方から、稲の刈り方についてレクチャーしてもらいます。

片足を一歩前に出して、前方に重心をかけながら、利き手に手鎌、もう一方の手で稲の一株をしっかりつかんで刈ります。

[写真]
交代で刈っていきます

稲刈りの順番を待つ間や、作業を終えた子どもたちは、田んぼ横の水路でホトケドジョウを探したり、バッタを捕まえたり、秋の里山散策を楽しんでいました。
刈り終わった稲は、わらでしっかり束ね、稲架掛け(はさかけ)をします。

[写真]
みんなで協力した稲架掛け(はさかけ)

すべてを掛け終わって子どもたちは、「初めてだったけど、先生のおかげで上手に刈れた!」「もっと刈りたかった!」「ざくざくって音が気持ちいい!」と、それぞれ感想を口にしながら、元気よく帰っていきました。

[写真] 稲刈りの様子
小さなお友達もチャレンジ

[写真] 稲刈りの様子
立派な長さです

残る2反は、後日、近所の方々や日立有志で刈ります。
その模様は後編でお伝えします。

今年も個性的な顔ぶれ

2012年10月2日(火)

今年もエコ村の田んぼに3人の番人が現れました。

先日の台風にも負けず、番人も稲もしっかりと立っています。
早いものでもうすぐ収穫です。3枚の田んぼのうちの1枚は、田植えを手伝ってくれた近くの小学5年生のみなさんが稲刈りに来てくれます。

番人も、エコ村スタッフも、収穫の日を楽しみにしています。

[写真] かかし
大切な稲を見守る番人1号と2号

[写真] かかし
今年もハロウィンの仮装をしました

[写真] かかし
少し離れて番人3号もいます

[写真] 稲
稲もすくすく

東京の真ん中に

2012年7月31日(火)

去る7月18日〜20日の3日間、東京国際フォーラムにて「日立イノベーションフォーラム2012」が開催されました。環境展示コーナーでは、ソーラーパネルやハードディスクのリサイクルなどとともに、ITエコ実験村も紹介しました。

エコ村の展示コーナーでは、間伐竹を使ったオブジェの周りに、エコ村のリアルタイム映像や、クラウドシステムによる温度湿度情報、監視カメラで録画した動物たちの映像を上映しました。

[写真] オブジェ
ITエコ実験村の間伐竹を使ったオブジェ

ITエコ実験村をより多くのお客さまに知っていただくために、エコ村にある素材を使ったものを展示したいと考えた結果、ちょうど間伐の時期を迎えた竹を使うことにしました。合計40本もの間伐竹をエコ村から会場へ運び込み、専門家のデザインのもと組み上げたのがこのオブジェです。

東京の真ん中に現れた竹のオブジェからは、エコ村の夏の香りがしました。会期中は、お散歩中の保育園の園児さんや、近くの美術館帰りと思われる年配の方まで、幅広いお客さまに楽しんで見ていただけました。

竹の香りとともに、エコ村の香りと私たちの思いも、来場されたお客さまに伝わっていたらうれしいです。

[写真] 作業の様子
間伐作業の様子

[写真] 間伐竹
この間伐竹を使いました

田植え、田植え、田植え

2012年6月12日(火)

昨年は2反だった田んぼを今年は3反に拡張、田植えも3回に分けて行いました。

[写真] 2012年5月19日の田植えの様子
2012年5月19日 地域の方々と日立有志による田植え

1枚めの田んぼは、自治会や地権者の方々、秦野市役所、東海大学、日立グループ従業員有志の約70名が、5月19日(土)に苗植えしました。

[写真] 2012年5月23日の田植えの様子
2012年5月23日 渋沢小学校5年生による田植え

翌週、2枚めの田んぼの苗植えには、渋沢小学校の5年生約170名が参加しました。

[写真] 2012年5月25日の田植えの様子
2012年5月25日 しぶさわ幼稚園年長組による田植え

最後は5月25日(金)、しぶさわ幼稚園年長組の約70名が、どろどろの田んぼの中へ。

「うわっ」「きゃー」という楽しそうな声やとまどう声があがります。はしゃぐ子、泥で汚れるのを嫌がり泣き顔の子、反応はみなそれぞれですが、「はい、植えてください」の号令がかかると、田んぼ上にピンと張られた糸を目印に、一斉に苗を植えていきました。

[写真] 2012年5月25日の田植えの様子
上手に植えられました

最初はとまどっていたり、泣き顔だった子も、苗植えが終わる頃には「もっと植えたかった」と言いながら、名残惜しそうに、泥だらけで田んぼから上がっていくのが印象的でした。

みんなで大事に植えた苗がすくすく育ち、また、たくさん収穫できることを楽しみに、秋まで見守っていきたいと思います。