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TMS-4V/SP(Transaction Management System-4V/System Product)は、VOS3環境上でオンライントランザクションシステムを構築するための製品です。
本製品は、ミッションクリティカルなオンラインシステムを構築するために、特に高性能、高信頼性に重点を置いて開発された製品です。
24時間連続運転、運用負荷の軽減、オープン連携などの機能強化を行なっています。

24時間連続運転

24時間連続稼働するオンラインシステムは、 オンラインシステム自体の耐障害性の強化はもちろん必要ですが、 ユーザプログラムの入替え・端末装置の追加などのシステム構成変更や、 日次・月次などのバッチ処理を、オンラインを稼働させたまま実行する機能が必要です。 TMS-4V/SPは、以下のような機能により、オンラインシステムの24時間連続運転を支援します。

パラレル機能 (TMS-4V/SP/Parallel2)

TMS-4V/SPは、FEP-4VサーバとTMS-4V/SP/Parallel2により、 トランザクションパラレルシステムを構築することが可能です。

データベース静止化機能 (TMS-4V/SP/Staticizer1)

データベース静止化機能は、日次・月次などのバッチ処理や、 データベースのバックアップ取得などの処理を、オンラインと並行して実行するための機能です。 任意の時刻の静的(トランザクション処理の完結した矛盾のない状態)なデータベースを創出することにより、オンラインシステムの24時間連続運転を支援します。

災害バックアップシステム構築支援 (TMS-4V/SP/BACKUP2)

TMS-4V/SP/BACKUP2は、災害対策用バックアップシステムを、容易に構築するための支援機能です。正センタ側のデータベースの更新情報を、災害対策用の副センタに転送することで、 データベースのバックアップを、リアルタイムに作成します。

オンライン中データベース再編成機能 (TMS-4V/SP/DBR)

TMS-4V/SP/DBRは、オンライン業務と並行してデータベースの再編成を実現します。これにより、従来オンライン終了後に行なっていたデータベース再編成処理を、 オンライン実行中に実現可能となり、 24時間連続運転を可能にします。

オンライン運用負荷の低減

新しいジャーナル取得方式の提供、各種ユティリティの提供・機能強化により、 オンライン運用負荷を低減します。

新ジャーナル取得方式 (TMS-4V/SP/J3)

TMS-4V/SP/J3は、運用負荷の軽減と性能向上を目的とした、 新しいジャーナル取得方式を提供する製品です。

稼働統計解析支援 (TMS-4V/SP/AID E2)

TMS-4V/SP/AID E2は、オンラインシステムの稼働統計情報を解析するための機能です。様々な角度からオンラインシステムの稼働状況を解析できるのはもとより、 稼働統計情報をPCへ転送し、 PC上での稼働解析が可能であり、 市販の表計算ソフトで稼働状況レポートを作成することが可能です。

自動ジャーナルマージ機能 (TMS-4V/SP/Merge1)

データベースを共用する複数のオンラインが使用している、 ジャーナルデータセットの満杯状態を監視して、自動的にジャーナルのマージを行ないます。 データベースの回復や業務等の利用目的に応じて、出力先データセットを振分けることも可能です。

オープン連携

オープン連携に必要な回線メニューの強化を行ないます。

RPCサポート(TMS-4V/SP Remote Procedure Call)

TMS-4V/SP Remote Procedure Callは、uCosminexus OpenTP1とのRPCによる接続を実現します。これにより、RPCによる、TP1クライアントからTMS-4V/SPへの処理要求、 TMS-4V/SPからTP1サーバへの処理要求といった連携を、簡易に実現できます。

メッセージキューイング機能サポート(TMS-4V/SP/Message Queue)

TMS-4V/SP/Message Queueは、メッセージキューイングの共通インタフェースである MQI(Message Queueing Interface)を採用し、 TCP/IPによるメッセージ転送を行います。 これにより、他社システムとの非同期通信による連携を、簡易に実現できます。

オープンシステムデータベース連携(TMS-4V/SP/データ連携支援)

TMS-4V/SP/データ連携支援は、Database Datareplicatorと連携し、オンラインシステムで発生したデータを、 HiRDBにリアルタイムに反映する機能を提供します。オンラインシステムのデータは、業務ジャーナルから抽出するので、 オンラインシステムへの影響を小さく抑えることが可能です。