UNIXシステムなどで利用されているSCSI接続機器(オープンデバイスと呼ぶ)は、大規模な市場で競合各社が開発競争を行っているためVOS3周辺機器と比較して価格性能比が優れています。
日立は、VOS3とオープンデバイスの間をLANで接続して、オープンデバイスをVOS3のバックアップ装置として利用し、バックアップ業務の運用コスト、設備コストを削減するためのプログラムプロダクト
『オープンデバイスアクセス制御 DMFOPDS(Data Management Facility
Open Device Support for Storage Service)』を提供します。
DMFOPDSは、カートリッジ形磁気テープに比べ高速で大容量のオープンデバイス(LTO媒体)を用いたデータのバックアップ/リストアやデータ交換を行うための機能を提供します。
また、統合ストレージ管理システム(DMFISM)を構成する各プログラム(DMFVSS、DMFVTLS、DMFHSS)と連携して、外部記憶装置の効率的な運用を支援します。DMFOPDSでサポートしているオープンデバイスは次のとおりです。
(以降、これらを総称してLTO装置と呼びます)。
適用業務 | 内容 |
---|---|
仮想テープボリューム (DMFVTLS)のDMFHSSを使用したストレージ階層管理 *2 |
仮想テープボリュームの内容をバックアップするための、出力先となる大容量記憶装置としてLTO装置を適用できます。 |
DMFHSSを使用したストレージ階層管理 | 磁気ディスク全体、または磁気ディスク上のデータセットをバックアップ機能で使用する 非活性記憶プールとしてLTO装置を適用できます。 |
DMFVSSを使用したバックアップ | 退避先装置としてLTO装置を適用できます。 |
仮想テープボリューム (DMFVTLS)の搬出/搬入 *3 |
仮想テープボリューム上の内容を磁気テープの形式でLTO媒体に搬出して他社メインフレームなどで使用できます。また、他社メインフレームなどで作成された磁気テープ形式のデータをLTO媒体から仮想テープに搬入してVOS3上で使用できます。 |
順編成データセットの複写 *2 | DASDボリュームとLTO媒体,または仮想テープとLTO媒体の間で順編成データセットを複写できます。 |