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VOS3では、JP1メインフレーム連携製品を使用することで、以下のシステムを実現します。

統合コンソール

統合コンソールは、分散システム内の各種プラットフォーム上で稼働する業務やソフトウェア、ハードウェア資源に対して統一されたアクセスを実現します。企業情報システム全体を効率よく統合管理できます。

CPU稼働状況に合わせて業務を実行する高安定性システムの構築

JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3稼働監視

SNMPでVOS3システムのCPUおよびメモリ使用状況を監視し、使用率の上昇や下降に合わせてアラームを出力します。

ジョブの一元管理

JP1とVOS3とのジョブ連携には「オープンジョブウェイ支援」によるジョブ連携機能と「ジョブ統合管理システム」によるジョブ統合運用があります。各センタでは、ジョブの運用方針および規模に応じて、どちらかの機能を選択するか、または両方の機能を組み合わせてシステムを構築できます。
次にそれぞれのVOS3システムとのジョブ連携で有効な業務を紹介します。

オープンジョブウェイ支援

業務を簡単にかつ柔軟に運用することができるので、小規模でかつ流動的なシステムに有効です。具体的には、以下のようなケースに有効です。

  • サーバ側とVOS3側の業務を簡単に連携したい
  • サーバを意識しないで業務ジョブネットを構築したい
  • ジョブネットを立案・更新してすぐに実行したい
  • ジョブの実行ログをサーバ側で確認したい
  • サーバ側の事象を契機にVOS3側のジョブを実行したい
  • プログラムレベルでVOS3とサーバ側の業務を連携させたい
  • JCLもサーバ側で管理したい
  • 一部のジョブのみ連携したい

ジョブ統合管理システム
(JP1/Automatic Job Management System 2 - Agent for VOS3)

定型業務が多く大規模なシステムで、効率よくバッチジョブを運用することができます。
具体的には、以下のようなケースに有効です。

  • VOS3上の全バッチジョブの管理をGUIで行いたい
  • ジョブで使用する磁気テープの管理も自動化したい
  • 定型的な業務が多い
  • ジョブの実行ログをサーバ側で確認したい
  • 現在HOPSS3/ASでバッチジョブを運用している

内部統制支援

内部統制実施結果の監査証跡(証跡記録)を一元管理します。総合利用者管理機能、 XDM E2の証跡記録を、オープンサーバ上のログとともに、JP1/Audit Management(新規ウィンドウを開く)により、一元管理することができるようになり、VOS3上での業務における監査を効率化することが可能となります。

収集したログの監査を、さまざまな観点からきめ細かく容易にできます。

  • Web画面での検索・集計が可能
  • バックアップ履歴の参照が可能
  • 選択したバックアップデータのダウンロードが可能
  • 監査条件(検索条件)の保存が可能
  • XDM E2および総合利用者管理機能のテンプレートを使用して検索・集計が可能

詳細はJP1メインフレーム連携サイトをご覧ください。