株式会社 日立製作所 ユビキタスプラットフォームグループ(グループ長&CEO:百瀬次生 以下日立)は、このたび、高性能サーバ「HITACHI Advanced Server HA8000シリーズ」および、日立ディスクアレイサブシステム「SANRISEシリーズ」を利用したクラスタシステムにおいて、日本オラクル社が提供するデータベース「Oracle9i」対応クラスタ・テクノロジ製品「Oracle9i Real Application Clusters(以下、Oracle9i RAC)」のLinux版およびWindows(R)版の動作検証を実施し、認定プラットフォームとしての認証を取得いたしました。これにともない、Linuxおよび Windows(R)プラットフォーム上のOracleデータベースシステムにおいて、最大4ノードクラスタシステムのサポートを開始致しました。
ワイヤレス&ブロードバンドの発展とともに、ユビキタス情報社会化が進展する中で、24時間ノンストップで信頼性の高い情報インフラがこれまで以上に求められています。このような時代の企業システムにおいては、業務の変化や将来への拡張に対応可能な、最適かつ柔軟なオープンプラットフォームシステム構築が重要であり、特にその基幹となるデータベースシステムの信頼性、可用性、拡張性の高さは重要性を増しています。
今回認定を取得したシステム構成は、高性能サーバ「HITACHI Advanced Server HA8000/270」4台とシェアードディスクには国内外で実績のある「SANRISE1200」を接続した環境下で次のOSによる検証を実施しました。
Red Hat Linux 7.1、MIRACLE LINUX V2.0
Windows(R)2000 Advanced Server、Windows(R)2000 Server
これにより、最新のテクノロジー・キャッシュフュージョン *1採用「Oracle9i RAC」との組み合わせで、当社が提供するOracleクラスタソリューションは、その世界最高クラスの性能/スケーラビリティが、お客さまの多様なニーズに適応し、ブロードバンド時代の基幹システムに対応できる最適システム構築を実現します。また、今回のHA8000シリーズ認証取得に引き続き、7月9日発表の64ビットプロセッサ、インテル(R)Itanium(R) 2プロセッサを搭載した日立アドバンストサーバ「HA8500」での「Oracle9i RAC」提供をオラクルと共同で推進します。これにより、すでに認証取得済みの日立UNIXサーバ「HITACHI 9000Vシリーズ」 *2および、「EP8000シリーズ」 *3とあわせて、すべてのオープン系サーバプラットフォームでのOracleクラスタソリューションの提供が可能となります。
さらに、当社では、クラスタシステムを最大限に利用していただくために、24時間対応Oracleサポートサービスと、DB構築支援、DB移行支援、運用設計支援などの各種サービスからなる「ORACLE DB構築ソリューション」で、RACを含めたOracle DBシステム構築サービスを提供いたします。
今回の「Oracle9i RAC」認証取得を記念し、最新のIntel(R) XeonTMプロセッサMP搭載のHA8000/270とハイエンドサーバHA8000/380では無償にて「半日導入サービス」を提供する"Oracle9i RAC on HA8000キャンペーン"(有効期限:2002年12月末日)を実施しています。また、7月18日、19日に東京国際フォーラムで開催する、「HITACHI-ITコンベンション2002」の日本オラクル社ブースでは、7月11日発表のOracle9i Release2が当社のハード(HA8000-bd、HA8000/270、EP8000/690、SANRISE9980V)で稼動する、日本で初めてのリアルデモンストレーションを実施いたしました。
日本オラクルは、日立製作所の提供する全てのオープン系プラットフォームがOracle9i RACに対応することを強く歓迎致します。
オラクルと日立様はSAN分野でも強い提携関係にあり、日立様の持つハードウェア・ソフトウェアとOracle9i RACを組み合わせることにより、ミッションクリティカルな分野において、お客さまへより信頼できるシステムを提供できると確信しております。
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