平成12年3月30日 株式会社 日立製作所
株式会社日立製作所は、日本オラクル株式会社による「アドバンスト・サポート・センター」の開設を心より歓迎いたします。
従来、オラクル製品などを活用した、オープンなデータベースシステムの構築は、主に、情報系システムや部門システム中心に行われてきましたが、近年、インターネットビジネス推進や基幹システムの分野でも、オープンシステム環境でのデータベース構築が急速に進展しています。このため、従来以上に高い製品クオリティとトラブル発生時の迅速な対応が昼夜を問わず求められております。このバックボーンとして「アドバンスト・サポート・センター」の果たす総合サポートセンターとしての使命は、たいへん重要なものと認識しております。
当社と日本オラクル株式会社/米国オラクル・コーポレーション(米国オラクル社)とは、平成8年6月に、米国オラクル社内に「日立プロダクツ・ディビジョン」を設立し、当社のハードウェアプラットフォームに対応したオラクル製品の迅速な開発、ユーザーに対するサポートの強化を推進するとともに、戦略的パートナーとしての関係を築いてきました。
また、平成10年10月には、業界に先駆けて「日立・オラクルソリューションセンタ」を設立し、従来から培ってきたメインフレーム技術による基幹システム構築のソリューションノウハウやSI技術と、日本オラクルにおけるオープンシステム構築のノウハウを融合し、より高度で多様なオープンシステムソリューションを提供しています。さらに、UNIXサーバ及びWindowsNTサーバ分野において、販売からシステム構築、技術支援、評価およびテストも含めて総合的にサポートするとともに、日立SEに加え、販売会社SEも強力に支援しています。これにより、当社のUNIX/WindowsNTサーバ製品とオラクル製品による最適なソリューションを提供し、両者のシェア拡大に貢献しています。
さらに今回の「アドバンスト・サポート・センター」への参画により、メインフレームからWS/PCへと築いてきた日立の高い信頼性を、オラクル製品においても実現すべく協力していきたいと考えております。プレ支援からアフター支援に至るまでインターネット時代に求められるより高いクオリティを実現し、弊社ホスト系ユーザをはじめ、高いクオリティが要求される基幹系システムにおいても、従来以上に安心してお客さまにご使用いただけるものと確信しております。
2000年3月30日
ソフトウェア事業部
ソリューション本部
本部長 斉木吉彦