平成10年3月26日
株式会社 日立製作所
日立製作所は、日本オラクル株式会社のOracle製品の新バージョンである「Oracle8 Release8.0.4」の発表を心より歓迎いたします。
インターネット・イントラネット、データウェアハウス、グループウェアなどの情報技術が幅広く浸透し、企業情報システムの構築形態も大きく変わりつつあります。こうした中、当社では、マルチプラットフォーム、オープンアーキテクチャに対応し、かつ基幹業務からマルチメディアまで、さまざまな用途にあわせた豊富なソフトウェア製品のラインアップを強化してまいりました。
当社は、日立オープンミドルウェアおよびアプリケーションパッケージのOracle8への対応を以下のとおり表明し、さまざまなニーズにお応えできるソリューションを提供してまいります。
OpenTP1はUNIX用、PCサーバ用のTPモニタとして、販売本数トップの実績(日経ウオッチャー 1996年11月29日 調べ)を持ち、インターネット/イントラネットへ対応すると共に、メインフレームとも連動して基幹システムの構築を支援します。
メインフレームからPC上のデータベースまで、幅広いデータベースに対応したデータベースアクセスツールです。表計算ソフト等にOracle8のデータを抽出・編集することができ、 APPGALLERYやVisual Basic等からAPI関数を利用したUAPを容易に作成することもできます。また、WWWブラウザからもデータベースを利用できるほか、 SQLを意識しない簡単なデータベースアクセスを提供します。
分散オブジェクト環境に対応した統合データベースアクセス環境です。C++、COBOL、JavaおよびOLEクライアントなど、幅広い開発環境に対応します。マルチスレッドを活用していますので、高トラフィック時でも高い性能を発揮します。また、HP-UX,Solaris,WindowsNT,HI-UX/WE2等の各種プラットフォームでOracle8に対応します。非同期処理/Agent処理など、高度なデータベースアクセス機能を提供しています。
DABrokerに対応したDBPARTNERの後継製品です。 DBPARTNER2 ClientにDBPARTNER/Client32 KitとDBPARTNER Mobile-ClientのAgent機能が統合されています。DBPARTNER2の機能をActiveXコントロールとして提供。開発ツールでのUAP作成も容易にできます。また、SQLを意識せず、ノンプログラミングでOracle8のデータを活用できます。WWWブラウザからのデータベースアクセスも可能です。
当社は、COBOLをメインフレーム、ワークステーション、パソコン共通の仕様で提供し、お客さまのCOBOLによる基幹業務C/Sシステム開発をサポートしています。 COBOL85は、オープン市場のさまざまなソフトウェアに対応し、中でもC/Sシステムで使用されるリレーショナルデータベースでトップシェアのOracle製品には、常にいち早く対応しております。
従来、オフィスサーバが行っていた伝票/帳票処理を中心とした基幹業務のアプリケーション環境を提供するため、さまざまなミドルウェアを体系化してセットにした製品です。 Windows NTとミドルウェアのパッケージにより、運用管理機能と高信頼性を実現します。ユーザのアプリケーション環境を継続的に互換性を持たせながら、最新機能を随時取り込んでいます。
特に導入が容易なRDB型のOLAPツールです。エンドユーザ部門での販売分析業務において、簡易な検索・分析・データ編集を実現しています。
従業員500〜5000名規模の一般企業を対象とした給与計算システムです。税制改定等にあたって、ソフトサポートサービスもあり、サービス面も充実しています。
普及度の高い財務会計システムを、年商50〜500億の一般企業向けに提供します。公認会計士等有識者との連携による適切な導入とソフトサポートサービス等のサービスを完備しています。
企業の基幹業務をトータルにサポートし、企業のBPRを強力に支援します。わが国の企業の持つ特有の業務機能(製番管理、手形管理)をサポートし、掲示板ワークフローや市場即応業務コントロール方式などのBPR機能を持ちます。
中小規模金融機関向けの収益・リスク管理システムです。データ作成から収益管理、予算編成/統制までをトータルサポートしたスプレッドバンキングを実現しています。
中規模金融機関向けのトレーディング勘定関連リスク管理システムです。 BIS2次対応、リスク評価シミュレーション機能を持ちます。
中規模金融機関向けの債券・株・資金の事務処理および収益・リスク管理を行うシステムです。
MONDEXマネーに関して、ICチップ、電子財布、電話、金庫といったハード構成のもとで、これら各種デバイスを結び付けて銀行取り引きを実現しています。
中小規模自治体を対象とした総合福祉情報システムです。「高齢者福祉」「障害者福祉」「福祉医療」「保健」「情報提供」「相談支援」等、さまざまな機能を備えています。
市町村向け地図情報システムです。土地評価を中心とした全庁型タイプで、「地図検索」「地図表示」「地図編集」「地図計測」等が可能です。3次元、4次元機能もサポート予定です。
小規模自治体向けの全庁型財務会計システムです。「予算編成」「執行管理」「決算」「決算統計」の機能をサポートしています。
大学向け、小・中学校向け、公共(自治体)向けの図書館システムです。「資料管理」「蔵書管理」「閲覧管理」等のシステムから構成されます。
100床以上の病院を対象とした病院情報システムです。「医事会計システム」と「部門システム(給食管理、薬品在庫管理、予約管理、病歴管理、薬歴管理、診療費管理、病棟管理)」から構成されます。
臨床試験におけるデータネジメントを支える新GCP対応症例データ管理システムです。新GCP(治試に関するすべてのデータの信頼性と、その適性な処理を保証)の完全実施(H10/4〜)に対応します。