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MOVE FORWARD 道のないところに道をつくる業務経験を生かして
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道のないところに道をつくる
業務経験を生かして

〜前例のない原子力廃炉プロジェクトに使命感と熱意を持って挑んでいます〜
福島・サイクル技術本部 福島・サイクルプロジェクト部 / プロジェクトマネジメント / 曽我 匠

廃炉に必要な設備の新設と、
現場作業のDX化を担当しています。

福島第一原子力発電所の廃炉に向けた取り組みの中で、必要な設備を新規設置するプロジェクトのマネジメントを担当しています。現在、注力しているのは、原子炉建屋で発生する汚染水中の放射性物質を吸着するために設置したゼオライト土嚢(のう)などを回収する設備と、主要な放射性物質を除去した後の水から塩分を除去し、原子炉冷却水として再利用するための淡水化処理設備です。また、福島第一原子力発電所の現場で日々行われている作業のさらなる安全性向上や効率化・省力化を進めるデジタルトランスフォーメーション(DX)のプロジェクトも手がけています。

福島第一原子力発電所の廃炉作業は世界で前例のないものであるため、技術開発は簡単ではありません。一方で、福島の早期復興のためにはスピード感も求められ、お客さまをはじめとするステークホルダーとの調整も含めて難易度の高いプロジェクトです。ただ、難しいからこそやりがいがあり、廃炉を通じた福島復興への貢献という使命感と熱意を持って挑んでいます。

「相手の視点で見ても全体最適かどうか」
を大切に。

プロジェクトマネジメントの仕事の八割はコミュニケーションだと言われており、プロジェクトを成功に導くためには、お客さまと社内、取引先などとのあいだに立ち、共通認識の形成や信頼の醸成を図ることが求められます。そのなかで大切にしてきたのは「相手の視点で見ても全体最適かどうか」ということです。

特に福島第一原子力発電所の廃炉プロジェクトでは、国や周辺自治体も含めてステークホルダーが多く、それぞれ置かれた立場も価値観も異なります。自分たちの考えが相手にどう受け取られるのかを、常に意識しなければなりません。「損得より善悪」という日立の価値観を念頭に置き、可能な限りwin-winとなるような結果を出すことを心がけています。

道のないところに道をつくり、
足跡を残せる仕事を。

私は2010年に入社し原子力関連施設のプロセスエンジニアリングに携わっていましたが、2018年から2年間、外務省に出向しました。外務省では、国際原子力協力室で、各国の大使館や代表部、国内の省庁や大学などと連携しながら、主に原子力安全、原子力の商用利用という点での国際協力推進、日本のプレゼンス向上に従事しました。戻ってからは機械設計・調達設計の業務で経験を積んだのち、もともと関心のあったプロジェクトマネジメントの業務に就きたいと願い、自ら希望して現在の部署に異動しました。

外務省での2年間は、エンジニアの仕事では経験できないことばかりで、特に作成する行政文書の主語が「Japan」であるため、国益を第一に考えて行動することの責任を強く感じました。また、原子力事業の社会的意義について再認識させられるとともに、自分自身の視座も高められたと感じています。

現在の業務も含め、私は「道のないところに道をつくる」という、想像力が必要となる業務経験を多く積んできました。今後は、その経験を生かして足跡を残せるような仕事をしていきたい、携わっている廃炉業務や原子力分野のDXを通じて社会イノベーションを起こすことをめざしたいと思っています。

思ったことを率直に発言できる文化は、 働きやすさにつながっています。

就職前にリクルーターから聞いていたとおり、日立は風通しのよい会社であると思います。誰が言ったかではなく何を言ったかが重視され、職位を気にせずに思ったことを率直に発言できる文化は、働きやすさにつながっています。また私自身、仕事をするなかでものごとを多角的かつ長期的な視点で見ることを意識しているため、日立経営陣の「国際的なリーディングカンパニーをめざす姿勢」には強く共感するとともに、日々刺激を受けています。

日立は日本においては誰もが知る大企業ですが、国際的にはリーディングカンパニーになるための発展途上の企業です。従業員一人一人が自分の意見を持ち、事業を通じてお客さまや社会への貢献をめざすことが、やがて大きな流れとなって世界を変えていくことになるはずです。一人の天才というよりはチームで社会イノベーションを成し遂げるのが日立という会社だと思いますので、誰もが自分にしかできない貢献ができるのではないでしょうか。

My day off

休日に台所に立つことも、
いい息抜きになっています。

最近は子ども中心で、2人の子どもと公園で遊んだり家族で出掛けたりすることが多いですね。二十歳前後で成人すると考えると、小学校卒業時点で子どもといられる時間の半分以上が経過してしまうことになりますから、積極的に一緒にすごすようにしています。
趣味で15年以上続けてきたバドミントンも、そろそろ子どもと一緒にプレーできるかなと期待しているところです。またおいしいパンとコーヒー探し、休日に台所に立つことなども、いい息抜きになっています。

Profile

福島・サイクル技術本部 福島・サイクルプロジェクト部 / プロジェクトマネジメント曽我 匠さん

2010年に新卒で日立製作所へ入社。プロセスエンジニアとして、国内原子力関連施設の設計業務を担当。2018年、外務省へ出向。関係省庁等と連携しながら、IAEAやOECD/NEAにおける国際協力、日本のプレゼンス向上に従事。2020年に日立に戻ってからは原子力機器の調達エンジニアリング業務を担当して設計者としての幅を広げ、2023年に自ら志願して福島第一原子力発電所のプロジェクトマネジメント部署へ異動。現在は、廃炉に向けた新規設備案件のプロジェクトマネージャーとして従事。