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統合サービスプラットフォームBladeSymphony

uVALUE 実業×IT

Hitachi

IT統制が求めるのは、かんたんに運用できるブレードサーバー。

ブレードサーバーでサーバー統合を行う企業が増えている。しかし企業によっては、期待した効果が出ないケースも!果たしてその分岐点はブレードサーバーの選択にあった。とある会社のプロジェクトレポートを見てみよう。

7月10日 増えすぎたサーバーが内部統制の障壁に。

2009年3月決算期から施行される日本版SOX法。いまわが社は、内部統制の実現に向けて大忙しだ。内部統制の2つの大きな構成要素のうち、財務会計の信頼性を確保する手順を確立する「業務統制」の部分は、基幹業務アプリケーションの見直しなども含めて、おおよそ順調に進んでいる。しかしもうひとつの要素、「IT統制」の部分では遅れが目立っている。
その一番のネックは、数を把握しきれないほど増えすぎたサーバーだ。全国の拠点に分散し、遠隔の拠点には管理者がおかれておらず、いわば大量の情報が現場に無造作にばら撒かれている状態。ITがコントロールを失っている。データの漏えいや改ざんといった事故が発生する危険性を高い確率ではらんでおり、放ってはおけない。サーバー統合を急がねばならない。こうしている今も、支社のサーバーを直してくれとの連絡を受けた・・・。

8月7日 BladeSymphonyによるサーバー統合を開始。

今日ITパートナーからの提案を受け、ITの統制を高められる感触を得た。提案の内容はこうだ。全国に分散するサーバーを、サポート切れ間近のものから徐々にセンターにあるBladeSymphonyのブレードサーバーに集約していくというもの。拠点にはセキュリティPCのみを残し、センターとブロードバンドでつなぐ。これにより、情報セキュリティ対策や障害対策が極めて容易になる。もちろん、サーバー設置スペースや運用管理コストも大幅に削減できる。さっそく統合プロジェクトに着手しよう。

センターと各拠点の図

9月10日 システムの一元管理でIT統制が加速。

プロジェクトを進めていくなかで、自分の選択の正しさを改めて確信した。BladeSymphonyの運用性が想像以上にIT統制に役立つことがわかってきたのだ。BladeSymphonyのシステム管理ソフトウェア「BladeSymphony Manage Suite」は、システムの複雑さを意識することなく、一元的に管理・制御できる。ネットワークやストレージにいたるまで一元管理できるから、システムの統制が容易なわけだ。また統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」と連携することで、装置別ではなく業務別に管理できるため、どのサーバーでどんな業務が処理されているかを意識しなくても、各システムの稼働状況をひと目で確認できる。さらに、システムログをかんたんにレポーティングできる機能もうれしい。システムの処理結果を多様な観点で分析してくれる。IT統制でもっとも面倒だと思っていたドキュメント化作業がワンクリックで済むなんて!上長に褒めてもらおう(笑)

管理画面の図

10月1日 システム構築完了。セキュリティ対策も万全に。

本日、記録的なスピードで構築作業が完了した。あとは検証・評価作業を残すのみ。こんなに早く構築の工程を終えられたのは、BladeSymphonyの「デプロイメント管理」機能が役立ったらしい。構築済みのシステムディスクイメージを複数サーバーに一斉に配信することで、短期間でのシステム構築が可能になったのだ。そしてこの機能はIT統制にも威力を発揮する。それが、セキュリティパッチの一斉配信。手間なくミスなくセキュリティパッチをすべてのサーバーに適用できるから、セキュリティ対策の穴もなくなる。

システムディスクイメージを複数サーバーに一斉に配信の図

10月15日 サーバーに障害発生。しかし、すばやく復旧。

検証作業のなかで昨日サーバーに障害が発生したが、すばやく復旧できた。どういうカラクリだろう? ITパートナーの説明によると「N+1コールドスタンバイ」機能が正常に働いた証拠だという。これは、サーバー障害時に自動的に予備サーバーに切り替える機能。予備サーバーを複数台設定しておけば、多重障害にも対応することができるそうだ。これにより、管理者がその場にいなくとも、業務を止めるような重大なシステム障害を防ぐことが可能だ。わざわざクラスタ構成を組まなくても、IT統制に求められる可用性を実現できるというわけだ。

11月7日 統合プロジェクト完了。情報共有が付加価値を生む。

本日、第一期のサーバー統合プロジェクトが完了した。残りのサーバーも数回に分けて統合していく計画だ。今回のサーバー統合によってIT統制への第一歩を踏み出せた。しかし、全社で情報を共有化する仕組みを構築できたことが何よりも大きい。これまで本部に上がってくるのは各拠点でさまざまに処理された集約データだったが、これからは違う。本部はもちろん、どの拠点からもすべての生データを見ることができるのだ。全社の生データを活用することで、自社製品やサービスの付加価値につながっていくと確信している。これで、昇進間違いなし!

IT統制を考えたら、
ブレードサーバー選定のポイントは運用性だ!

IT統制―――増えすぎたサーバーは大きな障壁となる。やはり、早急にサーバー統合を検討すべきだろう。その時重要なのは、システムを一元管理できる運用性に優れたサーバーを選ぶこと。日立統合サービスプラットフォームBladeSymphonyなら、統合システム管理ソフトウェア「JP1」と連携した自律運用など、その運用性は抜群。IT統制環境に最適と言えるだろう。

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