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Hitachi

統合サービスプラットフォーム BladeSymphony

BladeSymphonyで実現する節電対策

画像:1 監視 2 計画・分析 3 実行 1 監視 2 計画・分析 3 実行

昨今の電力事情により、サーバーなどのIT機器においても消費電力の抑制、電力不足や停電に備えた対策の検討が急務の課題となっています。
今夏の消費電力をどのように抑えるべきか、BladeSymphonyの省電力機能を活用した効率的な方法について、監視、計画・分析、実行フェーズに沿ってご紹介します。

1 監視 ブレードサーバーの消費電力傾向の把握

節電計画の立案にあたっては、サーバブレードごとに消費電力傾向を把握する必要があります。BladeSymphonyでは、マネジメントモジュールに内蔵されたWebコンソールで、サーバシャーシとサーバブレードごとの消費電力量の履歴を24時間分*表示することができます。さらに、SNMPマネージャとしてJP1を利用することで、長期データの蓄積、グラフ化およびCSVファイルによるデータ出力が可能です。これらのデータは、節電計画の立案や節電対策後の効果確認に利用できます。

Webコンソールで消費電力履歴を表示

24時間分*の消費電力履歴から、サーバシャーシ、サーバブレードそれぞれの最大/最小/平均消費電力を把握できます。

  • * 前日24時間分もしくは参照時点から過去24時間分を表示可能

節電計画の立案と効果確認には、状況把握が不可欠

2 計画・分析 効率的な節電計画の立案

サーバーの消費電力傾向を把握したら、サーバーの使用率を確認しながら節電可能なサーバーと実施期間・時間帯を明確化し、節電計画を策定します。サーバーは部品レベルで見ると、CPU、メモリ、電源、ファンの消費電力割合が大きいため、購入時に低電圧版オプションを選択したり、各々の部品に組み込まれた省電力機能を有効に活用することが重要です。また、トータルの消費電力量を抑えることはもちろん、ピーク電力を抑えるように計画すると即効性が高まります。

  • 画像:(1)トータルの電力量を削減
  • 画像:(2)電力ピークを抑える
電力供給量が限られる今夏は、ピーク電力を抑える事が重要

3 実行 計画的な節電対策の実行

省電力機能は簡単に設定できるものばかりですが、あまり知られていないのが現状です。計画的に実行しながらその都度効果を確認し、継続的にチューニングしていくことで、節電効果が向上します。

画像:省電力機能の例

画像:節電効果の例

仮想マシンの片寄せ(Virtage)と電力上限値の設定(パワーキャッピング)を行った場合、ピーク電力で約30%の節電効果があります。

画像:仮想マシンの片寄せ(Virtage)と電力上限値の設定(パワーキャッピング)

*下記の構成で最大電力を想定
BS320サーバシャーシ:電源モジュール4台(N+1冗長構成)、内蔵LANスイッチ2台、内蔵FCスイッチ2台、サーバブレード:インテル® Xeon®(X5675)×2、メモリ32GB

継続的なチューニングが大きな効果につながる