日立のAirSenseは、短距離無線通信規格の業界標準であるZigBee(ジグビー)に準拠し、世界最小レベルの無線センサノードを適用したセンサネット情報システムです。無線センサのため配線工事が不要で、設置後の位置移動や測定ポイントの追加も容易。センサ自体が小型・軽量なことから、小さな区画内にも複数のセンサを設置でき、よりきめ細やかな温・湿度監視が行えます。また、統合管理ソフトウェア「AirSenseWare」により、他社製センサも含めた数百台のセンサのリアルタイム集中管理はもちろん、過去にまでさかのぼった計測データのCSV出力やグラフ化、携帯電話へのアラート通報など、管理者負担と運用コストを軽減する多彩な機能を備えています。
株式会社 キョクレイ
大黒物流センター 係長
星野 壽生 氏
「冷蔵倉庫内は平均−22℃という超低温なので、最初は本当にこんな小さな筐体で無線機能や電池が持つのかどうか心配でした」と語るのは、現場の温度管理を統括する大黒物流センター 係長の星野 壽生氏。「しかし約2か月間の耐久テストでも問題は認められませんでした。日立さんが中継器の設置場所にも工夫してくれたことで、ネットワークLAN経由で確実にセンサからのデータがキャッチできること、電池も4年間は持つことなどがわかりましたので、これなら大丈夫だと判断したのです」。