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Hitachi

【事例】伊藤忠商事株式会社

国内総合商社として初めてSAP S/4HANA®を導入
大幅な処理の高速化と業務の効率化を実現

〔4〕営業現場に対して付加価値の高いレポートやデータをリアルタイムに提供

今回のプロジェクトでは、会計や営業取引に関わるすべてのデータを統合する「次世代全社統合データ基盤(Data Lake)」を財務・会計基盤のSAP S/4HANAへの移行と並行してSAP HANA上に構築。同時期に稼動している。これにより、従来のように会計システムを含めて、多くのサブシステムからバッチ処理でデータを収集することはなくなった。その結果、同社の7つの事業カンパニーの営業現場に対して、付加価値の高いニーズに対応したレポートやビジネスデータをリアルタイムに近い形で提供することが可能になっている。「複数のサブシステムにログインする必要がなくなり、迅速な意思決定ができるようになりました」(浦上氏)

パフォーマンスの向上も大きな効果だ。オンラインで帳票を表示するスピードも高速化し、現場の業務の効率化が進んでいる。夜間バッチの時間も前倒しが可能になり、時間的な余裕が生まれた。「決算の関連処理も短期化し、例えば年に2回、123時間をかけて出力していた全社の諸勘定元帳などの通年データ出力処理は、パフォーマンスのチューニングによって27分まで短縮されました」(松氏)

システム概要図
システム刷新対象(To-Be)
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特記事項

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  • 本事例は、伊藤忠商事株式会社さまでの事例であり、全てのお客さまについて同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
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