作り方
(1)さおの長さを決める
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カンの直径に合わせて、鉛筆で角材Bに印をつけます。
角材Bにつけた印に合わせて、もうひとつの角材Aを図のように重ねます。
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角材Bの印に合わせて角材Aを重ねたら、木ねじを写真のように3ヶ所に打って角材Aと角材Bを固定します。
きのぽんアドバイス
角材が割れないように、木ねじより一回り小さい穴をドリルやキリであけてからねじ止めするといいよ!
(2)さおに糸まき用の穴をあける
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角材Aの先端部分から、片側に2cmと7cm、もう片側4.5cmの位置に、直径5mm程度、深さ2cm程度の穴をドリルやキリ・彫刻刀であけます。
(3)カンに穴をあける
フェルトペンで角材の断面と同じ大きさの線を引きます。
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フェルトペンで書いた四角の四隅にクギで穴を開けたら、カンの内側からクギとタガネやマイナスドライバーで線をつなぐように打ち抜きます。ニッパーでカンを切るように四角い穴をあけます。
きのぽんからのお願い
穴をあけるときは、飛び散った金属片が目に入ったりしないように、かならず安全めがねをつけて、おうちの人にやってもらってね!カンの切り口はあぶないので素手で触らないようにしてね!
(4)さおを固定する
裏返してさおとカンの表面が水平になる位置で、角材Bの先端とカンを固定し、カンの外側からクギをうちます。
(5)弦を張るための部品を作る
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弦を巻くための部品「糸まき」を作ります。木の丸棒を鉛筆をけずるように、カッターで先端を細くけずり、精密ドライバーやキリで糸通し用の穴をあけます。
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イラストの部分の材料を作ります。三角棒(長さ4cm程度)には、弦がずれないようにカッターで1mmぐらいのみぞを3つつける、糸まき側の弦の支え部分も同様にわりばしをのこぎりなどで4cmぐらいにカットし、切り込みを3つつける。
きのぽんアドバイス
糸まきはまさつが強いほうが固定されるので、鉛筆をけずるように丸棒をけずるときは、きれいにけずるのではなく、多少でこぼこにけずったほうがいいよ!
(6)弦を張る
角材Bの裏側に木ねじ(2.5cm)を頭を出したまま止め、三線の弦(または釣り糸)を結びつけます。
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木ねじ(1cm)×3本を、写真のように弦を固定するためにねじの頭がすこし浮いた状態で止めます。弦の通る位置にみぞを掘った細いわりばしを弦の下にはさんで木工用ボンドで固定します。
弦は糸まきの穴に通して結んだあと、かたくまきあげ、さおの穴に押しつけるようにして弦を張っていきます。
できあがり
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さおの角部分や裏側など全体に紙やすりをかけて、なめらかにしましょう。プリントした好きな絵やシールなどを表面に貼ってもOK!
自分だけのオリジナルカンカラ三線のできあがり!
弾いてみよう
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弦は太いほうが振動が遅く、音が低くなり、細いほうが振動が速く、音が高くなる。
弦は長いほうが振動が遅く、音が低くなり、短いほうが振動が速く、音が高くなる。
カンカラ三線で、弦をおさえる場所を変えていくと、振動する弦の長さが変わるので
音の高さが変わります。
確かめながらいろいろ試してみましょう。