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スプリングドラム

スプリングドラムは、近代になってつくられた効果音こうかおん楽器がっきです。
ばね独特どくとく反復はんぷくする不規則ふきそく振動しんどうが、不思議ふしぎひびきの連続れんぞく音をつくり出し、あらしのような音に聞こえることから、サンダードラム、ストームドラムというもあります。
かん針金はりがねを使って、あらしの音の出る楽器がっきをつくってみましょう。

用意するもの

材料ざいりょう

  • 茶筒ちゃづつ、もしくは海苔のりなどが入っていた片側かたがわの開いた丸かん
  • 針金はりがね(ステンレスせい直径ちょっけい0.55mm、長さ5m程度ていど
  • 子ネジ、ワッシャー、ナット
  • ビニールテープ
  • 厚紙あつがみ

【工具】

  • はさみ
  • ラジオペンチ
  • かんきり
  • ドライバー
  • 細長いぼう(サイバシなどで代用
  • ボールペンなどの筆記具

きのぽんからのおねが

はさみや工具・針金はりがねでけがをしないように気をつけよう。なれない作業はおうちの人にやってもらってもいいよ!

つくり方

(1) かん筒状つつじょうになるように、かんきりでふたの部分を完全かんぜんはなします。

きのぽんからのおねが

切ったかんのふちで手を切らないように気をつけよう!

(2) かんの大きさにあわせて厚紙あつがみきます。

(3) 細長いぼう針金はりがねをきれいにきつけ、バネをつくります。

きのぽんからのおねが

針金はりがねでけがをしないように気をつけよう!
先端せんたん内側うちがわむようにして針金はりがねさないようにしてね!

(4) ワッシャーを通した小ネジに、バネのかたほうのはしきつけ、ワッシャー・バネ・厚紙あつがみ・ナットのじゅんみ、ナットをめていきます。

(5) バネをつけた厚紙あつがみを、かんきりで開けたほうの口にビニールテープでしっかりと止めます。

(6) これで完成かんせいです。

きのぽんアドバイス

海苔のりかんでつくったスプリングドラムだよ!
かんの大きさや太さで音量おんりょうひびきにちがいが出るよ!ためしてみよう!!

音を出してみよう

きのぽんアドバイス

厚紙あつがみでメガホンの形をつくってかんにさしこむと、音が増幅ぞうふくされて大きくなるよ!

音が出るしくみ

かんらした時の振動しんどうがバネにつたわり、細かいちぢみの反復はんぷく運動がおきます。はじめの振動しんどう音が消える前に次の音が重なりあいそれらの不規則ふきそく振動しんどう連続れんぞくが、風のような残響音ざんきょうおんをつくり出します。バネをけたボール紙が共鳴きょうめい板の役割やくわりをし、かん内側うちがわで音がひびきます。そこに長いバネ自体の上下左右にぶれる音も合わさって、まるであらしのような音になります。