デジタル経営基盤構築
社会イノベーション事業の拡大とデジタル経営の実現に貢献するため、日立グループ共通の「デジタル経営基盤」を構築し、「成長のための情報提供」と「会社規模やポートフォリオが拡大してもコストが増大しない仕組み」を実現します。
業務改革や業務効率化のためのデジタルツール、ソリューションの整備、横展開を推進しています。
事例・ノウハウの共有やテンプレートの拡充などにより、基幹業務プロセスの標準化と継続的な業務効率化を支援していきます。
日立グループでは、RPA導入による業務効率化を推進しています。効果が実証されたソリューションを収集・共有する基盤の整備や、ガバナンス強化のためのガイドラインの整備、グループ内のRPA推進者が集うRPAユーザ会の運営、技術的なナレッジや自動化事例の共有などに取り組んでいます。その結果、2023年度末で累計120部門を超えるRPA導入が進み、業務削減時間数は約72万時間/年に至りました。
現在我々を取り巻く事業環境はかつてないほど目まぐるしく変化しており、企業はより早く、より高度な意思決定が求められています。このような状況下においては、意思決定を行うための判断材料となる情報にこれまでよりもいっそう効率的にアクセス可能であることが求められます。
日立は過去実績や社外データを収集・集約し、よりデータにアクセスしやすい環境を提供します。例えば調達実績を元にScope3上流のCO2排出量計算を行い、サステナビリティレポート・統合報告書に代表される社外向けレポート作成を効率化します。また、労働安全、衛生や健診データを蓄積・収集し、従業員の健康リスクに対する先手管理とウェルビーイングの実現を後押しします。