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Hitachi

グローバル主要施策

生成AIの活用

社会イノベーション事業の拡大とデジタル経営の実現に貢献するため、日立グループ共通の「デジタル経営基盤」を構築し、「成長のための情報提供」と「会社規模やポートフォリオが拡大してもコストが増大しない仕組み」を実現します。

急速に発展している生成AI技術をリードし、従業員が活用するための環境整備を推進しています。
生成AIを安心・安全・低コストに利用できるAIアシスタント(愛称:Effibot(えふぃぼ))をグループ内に展開するとともに、日立グループ各所で蓄積されたナレッジを参照できる機能を通して集合知を形成、より大きな事業効果創出に貢献します。

AIアシスタント チャット回数
79.7万回
日立グループ内向けに整備した生成AIアシスタントの利用回数
2023年12月〜2024年6月までの実績

生成AIを活用した社内業務効率化

世界的に生成AI技術が非常に大きな注目を集めており、急速な技術革新が進行中です。日立グループでは、従業員が安心・安全・低コストに生成AIを活用できるよう、日立グループ専用の生成AI環境とその上で動作するAIアシスタント(愛称:Effibot(えふぃぼ))をグループ内に提供しています。
生成AIを用いたAIアシスタントは、2024年6月末現在約48,000人が利用しており、チャット回数は約79.7万回となりました。
AIアシスタントには、利用者の生成AIへの理解度に関わらず、「自動翻訳」や「自動議事録作成」などのツールをボタン一つで利用できる機能や、日立グループ標準形式でパワーポイントファイルを生成する機能などを実装しています。これにより 作業効率を大きく向上させるとともに、日立グループ外のお客さまに対して生成AIを用いた製品・サービスを提供するためのリテラシー向上に貢献しています。
また、グループ内に共通するナレッジを整備し、参照できる機能を実装し、より鮮度が高く業務に直結した高品質の回答を可能にしました。

生成AI活用に伴うリスクへの対応

生成AIの活用は業務を劇的に変える可能性がある一方で、機密情報の漏えい、プライバシーや著作権の侵害、有害情報や誤情報の生成などのリスクが存在します。
機密情報の漏えいリスクに対して、入力情報を学習しない生成AIを使い、かつ多要素認証や通信の暗号化などのセキュリティ対策を行うように周知徹底しています。
プライバシーや著作権の侵害、有害情報や誤情報の生成などのリスクに対しては、利用者が注意すべき事項をまとめた生成AI利用ガイドラインを発行し、注意喚起を行っています。

※1
AI: Artificial Intelligence