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グローバル主要施策

グローバル

社会イノベーション事業の拡大とデジタル経営の実現に貢献するため、日立グループ共通の「デジタル経営基盤」を構築し、「成長のための情報提供」と「会社規模やポートフォリオが拡大してもコストが増大しない仕組み」を実現します。

グローバルでの戦略策定や意思決定を強化するため、役割ごとの「Deputy CIO※1 of ITSD for Special Mission」を設置し、3名のリーダーが参画しています。(2024年6月現在、「Regional CIO US」は空席)
各地域のIT部門を機能別にCoE※2化したGlobal One Teamオペレーション体制を構築し、グローバルITをリードしていきます。

Timothy Coles

Deputy CIO of ITSD for
Special Mission
(Regional CIO EU)

Regional CIO EUとしての私の使命は、地域全体のコミュニケーションとコラボレーションの強化を通して、ビジネスの連携と成長を促進する戦略的な方針を立てることです。新技術と自動化を活用して、卓越したビジネス価値の提供、業務効率の向上、生産性の向上に取り組んでいます。日立グループITにおける私の役割は、顧客体験の充実とコスト効率の達成を優先することです。データ駆動型企業の育成、セキュリティリスクの最小化、スマートな合理化による無駄なコストの削減に、精力的に取り組んでいます。加えて、持続可能性、ゼロトラストセキュリティ、シームレスなコラボレーションを促進するデジタルワークプレイスの構築に重点を置いています。革新的なテクノロジーを積極的に探求することは、ITの俊敏性を確保し、組織全体で進歩的な変革を推進するための鍵となると考えています。

Jeremy Tjebbes

Deputy CIO of ITSD for
Special Mission
(共通ERP※3 AMO※4)

グローバルなS/4HANAソリューションは、日立にイノベーションと生産性向上をもたらす新しいデジタルプラットフォームとして、2023年に稼働を開始しました。このプラットフォームは、ビジネスプロセスにシームレスで統合されたエクスペリエンスを提供するように設計されており、より効率的かつ効果的に作業をすることができます。
コアとなるビジネスプロセスを標準化することで、業務の複雑さを軽減し、変動する市場環境に対応する能力を向上させることができます。さらに、グローバルなアプリケーションサポート機能によるIT運用およびサポートコストの集約により、日立には大幅なコスト削減がもたらされます。
今後も日立グループ全体への展開を進めていくことで、今後の数年間でさらなる大きな効果が期待できると考えています。

※1
CIO: Chief Information Officer
※2
CoE: Center of Excellence
※3
ERP: Enterprise Resource Planning
※4
AMO: Application Management Outsourcing