日立HCIソリューションは、日立アドバンストサーバHA8000Vに、VMware vSANを搭載した「日立HCIソリューション for VMware vSAN」とMicrosoft Azure Stack HCIを搭載した「日立HCIソリューション for Azure Stack HCI」、Microsoft Storage Spaces Directを搭載した「日立HCIソリューション for Microsoft Storage Spaces Direct(S2D)」、およびNutanix Enterprise Cloud OSを搭載した「日立HCIソリューション for Nutanix」をラインアップ。それぞれ拡張性を重視した標準モデル、ストレージ容量を重視した大容量モデルなどお客さまのニーズに合わせたモデルをご用意しています。また、統合システム運用管理 JP1を標準で搭載。これにより、HCIの仮想マシンの管理だけでなく、その上位の業務システムと物理リソースの関連性までをリアルタイムに可視化することが可能となります。さらに、バックアップ環境の導入を容易にするHA8000Vバックアップアプライアンスやサービスメニューを揃え、お客さまのニーズに幅広く対応したHCI環境を実現します。
一般的にHCIは、導入時は構築済みの環境として提供されますが、導入後はVM(仮想マシン)作成などから着手する必要があります。 加えて、バックアップの設定や電源運用、クラスタ環境の構築など、稼働させるまでには想像以上の手間と時間がかかる場合があります。 そこで日立HCIソリューションでは、お客さまの業務要件や特性に合わせた各種オプションサービスやバックアップアプライアンスなどをワンストップで提供。短期間で確実なサービスインを実現します。
さらに、パブリッククラウドとオンプレミス間の業務アプリケーションの可搬性を向上するコンテナの構築や増強を支援するサービスを用意。次世代アプリケーションの基盤を迅速かつ柔軟に利用できます。
お客さまのご希望の要件に合わせ、工場でセットアップした状態でお届けするため、導入後すぐにご利用開始いただけます。
その他、日立の技術者による操作トレーニングなど、きめ細やかなサービスメニューを用意。安心してHCIの運用を開始いただけます。
どのようなシステムにおいてもデータ保護の仕組みが重要です。日立HCIソリューションではすぐにバックアップ運用を開始できるよう、バックアップソフトをプリセットしたバックアップアプライアンスを用意。万が一の災害時にも、HA8000V バックアップアプライアンスに保存したバックアップデータを使って、HCI環境上の仮想マシンを復旧できます。
そのほかにも、突然の停電でも強制終了を回避し安全なシステムを停止を実現する無停電電源装置(UPS)を、お客さまの環境に適した設定を行いお届けします。
DXへの取り組みが進む中で、さまざまなメリットをもたらすとしてクラウドサービスの活用が急速に普及してます。とはいえ、オンプレミスで運用しているシステムのすべてをクラウドに移行するにはまだ課題があります。
日立HCIソリューションは、オンプレミスとクラウド両方をシームレスに運用し、シンプルな管理を実現するハイブリッドクラウドへの対応を強化していきます。
日立HCIソリューション for VMware vSANでは、可搬性のよいKubernetesベースの「Red Hat® OpenShift® Container Platform」を、HCIですぐ利用できるように設定済の状態で提供します。
また、「VMware Cloud on AWS」を用いることで、多様なAWSサービスとのシームレスな連携も可能なため、AIやデータ分析との連携といった要件にも対応。企業のオンプレミス環境を、新たなビジネスがスピーディーに展開できるハイブリッドクラウド環境に変革します。
「日立HCIソリューション for Azure Stack HCI」は、Azureとの親和性が高く、シームレスな接続と高いパフォーマンスを発揮します。既存のオンプレミスとパブリッククラウドの連携とは異なる、包括的なハイブリッドクラウドを実現します。
HCIで集約された仮想化環境は、物理サーバ(ノード)の追加が容易になる反面、ノード監視対象が増える傾向にあり、これが日々の運用管理を煩雑化する要因となっています。
日立HCIソリューションなら、統合システム運用管理 JP1がHCIだけでなく、システム全体の構成情報を自動収集し、アプリケーションと関連付けて可視化。リソースの配分や増強を見直すことが容易になり、常に最適なプラットフォームを維持できます。
また、ビジネスの計画変更により頻繁に行われる設定変更や更新操作も、統合システム運用管理 JP1が自動化。これにより、手作業の負担と人為的ミスを減らし、同じ作業品質を維持することでシステム全体の安定稼働に貢献し、運用管理の効率化を実現します。
JP1/Automatic Operation メニュー画面(画像を拡大)
オンプレミスでありながら、クラウドライクにサブスクリプション型でご利用いただくサービスも用意しています。「日立従量課金型データ基盤ソリューション」ベーシックを適用いただくことで、導入・保守・サポートサービスまで含めて、月額料金で利用することができます。
費用の平準化により大きな初期コストは必要ありませんので、手軽にHCIを導入することができます。
HCIを構成するハードウェアとソフトウェア、バックアップアプライアンスといった製品群をすべて検証済みの組み合わせとして提供するほか、問い合わせ窓口も「日立サポート360」で一本化して対応。障害発生部位の切り分けが困難なケースでも、日立の総合力で問題解決と復旧を支援します。
また、パブリッククラウド側のサポートサービスと連携でき、ハイブリッドクラウドのワンストップサポートに対応します。
お客さまは、煩雑なIT資産の管理業務から解放され、本来の業務に集中できます。