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【事例】株式会社 プライムポリマー

お客さまサービスと企業競争力の強化を実現

〔1〕ポリオレフィン事業のリーディングカンパニー

三井化学株式会社と出光興産株式会社の包括的提携の一環として2005年4月に設立されたプライムポリマー。同社は、三井・出光の両社がそれぞれグローバルに展開してきたポリオレフィン※4事業を、生産・販売・研究のすべてにおいて統合し、事業規模の拡大と事業価値の最大化を図ることを大きな使命としています。

私たちの身近なところで使用されているポリプロピレン(左)とポリエチレン(右)
私たちの身近なところで使用されているポリプロピレン(左)とポリエチレン(右)

袋や容器などに多用される代表的な熱可塑性樹脂である「ポリエチレン」と、透明性や電気絶縁性に優れ、合成樹脂や合成繊維に用いられる「ポリプロピレン」の供給では国内最大となる同社の生産拠点は、関東・近畿・中国の国内5か所に広がっており、北米(米国・メキシコ)やアジア(タイ・インド)、中国、欧州でも生産・供給体制を拡大しています。

株式会社 プライムポリマー 品質保証室長 植野 光平 氏
株式会社 プライムポリマー
品質保証室長
植野 光平 氏

「当社は、お客さまに対して卓越した製品・技術・サービスを安定的・持続的に提供し、最も信頼される"プライム ソリューションパートナー"となることを企業理念としています。そのため近年、さまざまな法規制やグリーン調達の進展などで、ますます重要性が高まっている化学物質管理においても、価値ある情報を正確かつタイムリーに提供できる基盤づくりを進めてきました」と語るのは、品質保証室長の植野 光平氏。
プライムポリマーでは従来から、有害化学物質の不含有などを証明する品質証明書やMSDS(製品安全シート)、同社独自の品質保証や契約内容を記した納入仕様書などを、お客さまからの要求に応じて提供する体制を整えていました。しかし、2つの企業の事業部門が統合された経緯から、設立当初は業務プロセスが統一されておらず、化学物質や原材料の情報源も各工場や複数部門で分散管理されている状態でした。
「このため、情報収集と各種文書の作成は手作業に頼らざるを得ず、年間4,000件にのぼるお客さまへの情報提供に、非常に手間と時間がかかっていました。そこで2006年、こうしたデータの一元管理と業務効率の向上を図るため、化学物質情報のDB化とシステム化を支援してくださるパートナー選定に着手したのです」(植野氏)。

*4
エチレン(オレフィン)系炭化水素の重合体のこと。ポリエチレン・ポリプロピレンも含まれる

特記事項

  • 2010年2月「はいたっく」掲載
  • 本事例中に記載の内容は初掲載当時のものであり、変更されている可能性もあります。詳細はお問い合わせください。
  • 事例は特定のお客さまでの事例であり、全てのお客さまについて同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
  • 記載されている会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
  • * 本サイトで紹介しておりますソリューションについてのお問い合わせは株式会社日立製作所 営業統括本部 産業・流通営業統括本部が承っております。掲載団体への直接のお問い合わせはご遠慮願います。
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