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Q1. 利用できる印刷データにはどのようなものがありますか?

文字として印刷されるデータの例として、次のようなものがあります。

  • COBOLのWRITE文で出力された行データ
  • Javaなどのアプリケーションで出力された行データ*1
  • テキストエディタなどで出力された行データ *1

他に、画像やバーコードが利用できます。

また、他社帳票基盤製品*2を利用して、メインフレーム環境で出力された行データをPDE for Openで印刷することもできますのでご相談ください。

*1
文字列と制御コードとして復帰改行(0D0A)16を1行とする順データ、または文字列と制御コードとして改行(0A)16/復帰(0D)16/改ページ(0C)16を1行とする順データ
*2
株式会社ユニリタのBSP-RM新規ウィンドウを表示

Q2. PDE for Openで扱える画像データには、どのようなものがありますか?

TIFF(マルチページ形式には未対応)およびビットマップです。
色形式として、モノクロ、グレースケール、パレットカラー、フルカラーに対応しています。

Q3. バーコードを印刷したいのですが、フォントなど、新たに必要になるものはありますか?

いいえ。アプリケーションから出力されたコードデータからバーコードを生成するため、バーコード用のフォントなどは必要ありません。
外字でバーコード出力していた帳票をPDE for Openに移行する場合には、アプリケーションでコードデータを出力するように処理を変更する必要があります。

Q4. 出力できるバーコードの種類を教えてください。

次のバーコードを出力できます。
実際にご使用になるプリンタおよび読み取り装置で十分な評価をしてからご使用ください。

  • GS1-128(UCC/EAN128)
  • JAN(標準、短縮)
  • ITF(物流商品コード用バーコードシンボル)
  • NW-7(CODABAR)
  • CODE39
  • カスタマバーコード(郵政バーコード)
  • QRコード(ニ次元バーコード)

Q5. PDF帳票を作成した環境と表示・印刷を行う環境でパソコンに搭載されているフォントが異なる場合でも、 同じデザインの文字で表示・印刷されるようにしたいのですが。

PDF中にWindowsのフォントや外字を埋め込めるようにしていますので、パソコンのフォント搭載有無に関係なくPDF作成時のフォントで表示・印刷できます。

Q6. プレプリントされていたけい線や文字がカラーだったので、PDE for Openでも書式オーバレイの部分は黒以外で印刷したいと思います。 手間を掛けずにオーバレイの部分に色を付けることはできますか?

プログラムや書式定義は変更せずに、サーバの設定だけで書式オーバレイの部分だけを黒以外の任意の1色でカラー出力できます。
書式オーバレイのオブジェクト(けい線、文字等)毎に色を変更したい場合は、PDE - Form Designer を使ってオーバレイ定義を変更してください。

Q7. 黒以外の文字色を利用できますか?

はい。
印刷データ部分の文字色については、次の2通りの方法で指定できます。

  • アプリケーションから印刷データ中に制御コードを埋め込むことで文字色を切り替えられます。
  • アプリケーション(印刷データ)を変更せずに、サーバの設定だけで印刷データ部分の文字だけを黒以外の任意の1色でカラー出力できます。

書式部分の固定文字のカラー出力については、Q6を参照してください。

Q8. 帳票にはどんなセパレータを挿入できますか?

ページプリンタ出力時に、PDE for Openの機能を利用してセパレータを挿入できます。

  • 帳票セパレータ
    印刷データファイル単位で、帳票の前・後にセパレータを出力できます。
  • ジョブセパレータ(02-06以降)
    uCosminexus Batch Job Execution Server新規ウィンドウを表示で実行したバッチジョブの場合は、帳票をジョブ単位でまとめて出力できるため、ジョブの前・後にもセパレータを出力できます。

印字文字の位置やサイズ、書式オーバレイなどを指定できるほか、カット紙の場合は色つき用紙を使用することもできます。
また、プリンタ機種によっては、他の方法でセパレータを挿入できる場合もあります。

Q9. 地模様が印刷されたプレプリント用紙を使用した帳票があります。この帳票を地模様も含めて電子化することはできますか?

はい。
書式オーバレイ帳票の背景として、帳票全面に画像を配置できます(02-03以降)。
プレプリント用紙を画像化したファイルを背景に指定することで、プレプリント帳票を用紙の地模様ごと電子化できます。

Q10. 裏面に約款が印刷されたプレプリント用紙に対して、表面だけに書式オーバレイを使用した方式で契約書を印刷しています。この裏面も含めた契約書を、プレプリント用紙を使わず、またアプリケーションを変更せずに印刷できますか?

はい。
サーバの設定で裏面に書式だけを印刷できるので、プレプリント用紙の内容を定義した書式オーバレイを用意して両面印刷することで可能です(02-03以降)。
帳票は、印刷だけでなくPDF化もできるため、たとえばお客様からの問合せ窓口で、お客様に送付した紙帳票と同じものを電子帳票で参照したい場合にも適用できます。

Q1. 現在、拠点単位で行っているバッチ帳票の印刷を集約したいと思います。 拠点によって使用する外字が異なるのですが、複数種類の外字を利用できますか?
また、外字の切り替え毎に環境を再構築する必要はありますか?

PDE for Openなら複数の外字フォントを容易に使い分けられます。
予め拠点の数だけ外字フォントファイルを用意しておけば、外字の切り替えに特別な操作は不要です。 ジョブ実行時に適用する外字フォントを指定するだけで、拠点毎の外字切り替えを実現できます。

Q2. PDE for Openで出力したPDFを印刷する場合、FCBで指定した用紙サイズやマージンで印刷されますか?

PDE for Openでは、生成したPDFファイルの印刷制御はできません。
PDFの印刷制御(用紙サイズや用紙への配置方法、両面印刷などの指定)は、Adobe Acrobat Readerなどの機能を利用して印刷時に指定いただくことになります。

PDE for Openの02-02以降では、Adobe Acrobat Readerなどで両面印刷をした場合に、両面印刷用のFCBの指定に従いとじ位置を合わせられるようなPDFを出力できます。また、アプリケーションからの印刷面指定に従い必要に応じて白紙ページを挿入することができます。

PDE for Openにより直接印刷制御をしたい場合は、PDE for Openでオープンプリンタ出力形式に変換して印刷してください。

Q3. 帳票をPDF化する同じジョブを複数回を実行した場合、PDFファイルは上書きされて最新の帳票しか残らないのですか?

同じファイル名で帳票が出力される場合、古いファイルは日時などを付けたファイル名でリネームされるため、なくなる心配はありません。

Q4. FAXへの帳票出力はできますか?

はい。各種FAX製品・サービスと連携すれば、PDE for OpenでPDF化した帳票を取引先へ自動的にFAX配信できます。
現在連携確認できている製品・サービスは以下です。

Q5. 複数のアプリケーションサーバから同じプリンタに対して随時印刷データが転送されてくる場合、PDE for Openで競合エラーになることはありませんか?

はい、競合エラーは起こりません。
特定のフォルダに印刷データファイルを格納することで印刷要求の受け付けが完了するため、アプリケーション側ではPDE for Openによる帳票出力やプリンタの状態を気にすることなく、ジョブを実行できます。

Q6. 帳票の電子化と印刷を同時に行うことはできますか。

はい、できます。
自動的に電子化と印刷をするには、例えば次の方法があります。

(1) コマンドラインで実行する場合(02-01以降)

PDF変換用とプリンタ出力用の2種類の設定情報をコマンドラインで指定することで、同じ印刷データを使用してPDF化とプリンタ出力を連続してできます。

(2) PDFファイルで電子化する場合(02-01以降)

予めプリンタ出力処理を起動するUOC(ユーザオウンコーディング)を作成し、PDF変換の設定に変換終了直前にUOCが実行される指定をしておきます。こうすることで、同じ印刷データを使用してPDF化とプリンタ出力を連続してできます。

(3) 電子帳票システムを利用する場合

HOPSS3/AS REV/OSE新規ウィンドウを表示の帳票自動印刷機能を利用することでできます。PDE for Openで出力したPDFファイルを利用して自動で帳票登録・印刷できます。

Q7. 帳票印刷時に、用紙交換のタイミングでメッセージを出力する方法を教えてください。

ジョブ実行時に指定した用紙情報を利用して、直前のジョブと異なる用紙情報を検知した場合に、メッセージを出力させることができます。

  • HOPSS3/AS REV/OSEと連携させて帳票自動印刷機能を利用することで、プリンタ機種に依存しない用紙交換通知を実現できます。
  • プリンタによっては、その機種に対応しているプリント運用管理ソフトを利用して実現できる場合があります。プリント運用管理ソフトについては、日立プリンティングソリューション新規ウィンドウを表示を参照ください。

Q1. 大量の帳票をスケジュールどおりに出力する必要があります。性能はどうでしょうか?

PDE for Openによるデータの変換性能については、ご利用いただいている多くのお客さまから好評いただいております。

一例として、1万ページの帳票データを40秒以内、10万ページの帳票データを330秒以内でPDFやPostScriptに変換できます *1
処理速度は環境によって大きく変動しますので、詳細はお問い合わせください。

*1
次の帳票出力の場合。弊社環境での測定による。

データ変換性能の帳票例
データ変換性能の帳票例

Q2. Q1の帳票の出力データサイズを教えてください。

1万ページ、10万ページの帳票では以下です。

  • PDF:17MB、170MB
  • PostScript:205MB、2,050MB

Q1. メインフレームの帳票資産はどれくらい活用できますか?

COBOLプログラムはOS仕様差を除きソースを活用できます。
書式オーバレイは書式ソース(エディタを使用しテキストで書かれた書式オーバレイ定義)から移行できます。
FCBやデフォルト機能キャラクタは、そのまま利用できるケースとメインフレームの定義を参考に再作成するケースがあります。

Q2. PDE for Openで出力する帳票の書式開発に必要な製品はどれですか?

書式の新規作成・変更およびメインフレームの書式オーバレイ定義(書式ソース)を移行する場合にはPDE - Form Designerが必要です。
メインフレームの書式ソースを移行する機能をV1ではPDE - Form Overlay Source Optionで提供していましたが、V2ではPDE - Form Designerに統合しています。
このためV2では、書式オーバレイ記述文を生成したい場合にだけ、PDE - Form Designerに加えてPDE - Form Overlay Source Optionも導入いただきます。

Q3. PDE - Form Overlay Source Optionはどういう場合に必要ですか?

PDE - Form Overlay Source Optionは、PDE - Form Designerで定義した書式の書式ソース(メインフレームの書式オーバレイ定義)を生成します。
したがって、メインフレームや電子帳票システムなどの他システムで書式ソースを利用したい場合に必要となります。

Q1. PDE for Openの実行環境として、マシンスペックに基準はありますか?

PDE for Open単体では特に基準を設けていませんが、OSが常にストレスなく動作する必要があります。
なお、同じサーバ上でプリント運用管理ソフトや電子帳票システムなどと連携して使用する場合は、それらの連携製品の条件に準じます。
PDFファイル出力時は、十分なディスク容量を確保いただく必要があります。PDE for Openが出力した帳票のデータサイズ例については「性能」のQ2をご覧ください。

Q2. PDE for Openは仮想環境で動作しますか?

PDE for Openには仮想化プラットフォームに依存する機能はありませんので、ゲストOSの互換性が保証される限り、ゲストOS上でのご利用を保証します。
ただし、仮想化プラットフォーム固有の問題が発生した場合は対応できない場合もございます。
具体的なサポート対象の仮想化プラットフォームにつきましては、「日立ミドルウェアの仮想化プラットフォーム対応について新規ウィンドウを表示」をご覧ください。

  • * PRINT DATA EXCHANGEをPDEと記載することがあります。

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