オープンシステムにおいて、基幹系バッチ業務を実行・運用するための機能を提供します。
システム基盤を支えてきたメインフレームの堅牢なバッチ運用のノウハウや資産を有効活用できます。
uCosminexus Batch Job Execution Serverは、オープンシステムでバッチ業務を遂行するためのバッチジョブ実行基盤を提供し、バッチ業務で必要なソート処理や帳票システムなどの機能と連携することによって、基幹系バッチ業務をオープンシステム上に実現します。
uCosminexus Batch Job Execution Serverのジョブ定義は、バッチジョブ記述専用で必要な項目を定義していく、宣言型の理解しやすい形式です。一つのジョブを複数のジョブステップの集まりと考え、複数のプログラムの実行は、一つ一つを実行するジョブステップで制御します。また、ファイルの排他制御や、一時ファイル、世代ファイルなどの高度なファイル管理ができます。さらに、ジョブ実行結果の一元管理やジョブログ機能など、バッチ業務に必要な機能を提供しています。
バッチ業務を行うアプリケーション(業務プログラム)は、COBOL2002およびJavaで記述できます。
uCosminexus Batch Job Execution Serverおよびその関連プログラムによるバッチジョブ実行システムの概要を次に示します。

略称の説明
従来、オープンシステムではジョブを実行するためにシェルスクリプトなどでジョブの動作を記述していました。しかし、シェルスクリプトはプログラミング言語に近い逐次処理型の手続きのため、ロジックの組み立てが必要です。たとえば、プログラム異常終了時の後処理として必要なファイル削除などの記述が複雑となり、シェルスクリプトの作成および保守が煩雑となっていました。
uCosminexus Batch Job Execution Serverのジョブ定義はバッチジョブ記述専用で、必要な項目を定義していく宣言型の理解しやすい形式です。「実行するプログラム」と「使用するファイル情報」など必要な情報を宣言するだけで記述でき、プログラム言語のような記述は不要です。ジョブ定義の形式は、オープンシステムでは一般的なXML(Extensible Markup Language)形式を採用しているため理解しやすくなっています。ジョブは構成する最小の作業単位であるジョブステップごとにきめ細かく制御できます。バッチジョブは、JP1/AJS3から実行します。
uCosminexus Batch Job Execution Serverでは、ジョブステップ間で使用する一時ファイルの作成と自動削除や、ファイルの世代管理機能などをジョブ定義ファイルに記述するだけで使用できます。
ファイルの排他制御機能では、ジョブで使用するファイルの使用権をジョブ開始前にすべて確保するため、他ジョブとのファイル競合による異常終了を未然に防止できます。ファイルの使用権は他ジョブとの共用利用と自ジョブだけの占有利用を選択できます。
さらに、uCosminexus Batch Job Execution Server - Extended Editionを追加導入することで複数サーバ間ファイル排他機能を使用でき、スケールアウト型の構成を構築可能です。
uCosminexus Batch Job Execution Serverは、ジョブの実行結果として、ジョブステップや業務プログラムの開始・終了および業務処理の経過状況を収集するジョブログ機能を提供します。ジョブログの内容は、JP1/AJS3との連携により、クライアントPCで表示でき、ジョブの実行結果の把握が容易になります。
複数のジョブステップで構成されるジョブで、各ジョブステップを逐次実行する必要が無い独立したジョブステップの場合、並列に実行することができます。また、ジョブステップ間で一時ファイルを経由してデータ渡しをする場合、一時ファイルの代わりに名前付きパイプ(FIFO)を割り当てることでデータをメモリ渡しにでき処理時間を短縮することができます。なお、名前付きパイプによるデータ渡しはジョブ間でも使用可能です。
uCosminexus Batch Job Execution Serverは、ジョブの実行結果の帳票データを一元管理できる独自のスプール機能を提供します。また、帳票システムのPRINT DATA EXCHANGE for OpenやEURとの連携により、スプールに出力した帳票のプリンタサーバへの自動転送や印刷処理ができるため、帳票の運用が容易になります。
さらに、スプールジョブ保管機能を使用すれば、印刷済みデータも含めて、スプールに出力された帳票データを保管することができます。
uCosminexus Batch Job Execution Serverでは、バッチジョブの実行履歴を統括的に参照するためのシステム管理者向けのログ情報を実行ログとして出力しています。
uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューアを使用することで、複数のバッチジョブ実行環境で個々のuCosminexus Batch Job Execution Serverが出力した実行ログとシステムが採取しているログを、一箇所に収集・閲覧できます。
uCosminexus Batch Job Execution Serverのジョブ定義ファイルは、一般的な大型メインフレームのJCLの考え方を取り入れています。このため、メインフレームのJCL移行に適しています。
また、JP1やCOBOL2002、帳票システムのPRINT DATA EXCHANGE for Openなどと連携して、メインフレームと同様の運用をすることができます。
SORT Version9 - Extended Editionにつきましては、SORT Version9 - Extended Editionのサイトをご覧ください。
PRINT DATA EXCHANGE for Openにつきましては、PRINT DATA EXCHANGE オープンタイプのサイトをご覧ください。
※ 対応しているOSの詳細、OSによるサポート機能の範囲については、弊社営業までお問い合わせください。
| 製品名 | Windows Server 2025 | Windows Server 2022 | Windows Server 2019 | Windows Server 2016 |
|---|---|---|---|---|
| uCosminexus Batch Job Execution Server | ● | ● | ● | ● |
| uCosminexus Batch Job Execution Server - Extended Edition | − | − | − | − |
| uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア - Manager |
− | − | ● | ● |
| uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア - Agent |
− | − | ● | ● |
| uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア - Viewer |
− | − | − | − |
| 製品名 | Windows 11 | Windows 10 |
|---|---|---|
| uCosminexus Batch Job Execution Server | − | − |
| uCosminexus Batch Job Execution Server - Extended Edition | − | − |
| uCosminexus Batch Job Execution Serverログビューア - Manager | − | − |
| uCosminexus Batch Job Execution Serverログビューア - Agent | − | − |
| uCosminexus Batch Job Execution Serverログビューア - Viewer | ● | ● |
●:対応(対応予定を含む)、−:未対応
| 製品名 | Red Hat Enterprise Linux | AIX | HP-UX (IPF版) | Solaris (SPARC版) | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| x64版 | x86版 | IPF版 | ||||
| uCosminexus Batch Job Execution Server | ● | ● | − | ● | − | − |
| uCosminexus Batch Job Execution Server - Extended Edition | ● | − | − | − | − | − |
| uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア - Manager | ● | ● | − | ● | − | − |
| uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア - Agent | ● | ● | − | ● | − | − |
●:対応(対応予定を含む)、−:未対応
※ 記載している価格は、2025年12月現在のものです。
| 製品名 | 税抜 |
|---|---|
| uCosminexus Batch Job Execution Server | 1,089,000円〜 |
| uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア - Manager | 151,300円〜 |
| uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア - Agent | 60,500円〜 |
| uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア - Viewer | 60,500円〜 |
| 製品名 | 税抜 |
|---|---|
| uCosminexus Batch Job Execution Server | 2,178,000円〜 |
| uCosminexus Batch Job Execution Server - Extended Edition*1 | 1,089,000円〜 |
| uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア - Manager | 302,500円〜 |
| uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア - Agent | 121,000円〜 |
uCosminexus Batch Job Execution Server(以降、BJEXと称する)は、メインフレームで培った技術を取り込んでいるため、メインフレームのJCL (Job Control Language:ジョブ制御言語)をオープン環境に移行するときには非常に有効ですが、オープン化だけに使用する製品ではありません。JCLに相当する機能は全体の一部で、オープンシステムでのバッチ業務の運用性を向上させるための製品であり新規業務にも対応できます。 ジョブを記述する方法として、シェルスクリプトもあります。BJEXとシェルスクリプトとを比較した場合、次のようになります。
メインフレームの種類によりジョブの定義(JCL)の形式が異なりますので、JCLの形式で判断することをお勧めします。JCLの形式にだけ着目した場合、以下のようになります。
上記はJCL形式に着目したもので、実際にはシステムの運用性なども考慮して選択することになります。
なお、一般的に宣言型のJCLは処理を理解しやすいためスクリプト形式に変換するのは比較的容易ですが、スクリプト形式のJCLを宣言型に変換するのは難しいです。このため、宣言型のJCLはBJEXのように宣言型のまま移行することをお勧めします。
シェルスクリプトは簡単なプログラミングで処理をすることに利点があり、必要に応じてシェルスクリプトを利用するのが一般的です。なお、BJEXのジョブ定義ファイルではジョブ内の処理単位をステップという考えで定義できます。特定ステップをシェルスクリプトで記述することができるので柔軟なジョブ定義が可能になります。
BJEXではJCLのメリットを生かしていますが、メインフレームの機能だけではありません。次のようなオープンシステム固有の機能もあり、オープンシステム向けの製品です。
システムの運用面では次のような機能を使用することができます。
製品分類は、Cosminexusグループとなっていますが、他のCosminexus製品は前提になっていません。
なお、Javaバッチを実行するときには、アプリケーションサーバが前提となります。
ジョブ定義ファイルはオープン環境で一般的に使用されているXML形式を採用しています。このため、一般に流通しているXMLエディタを使用して編集することができます。また、XMLエディタ用にDocument Type Definition(DTD)を提供しており、これを使用することでジョブ定義ファイルの開発が容易になります。また、一般的なテキストエディタで編集することもできます。
マニュアルは、下記「マニュアル」のページからご覧いただけます。