●ソフトエラーの自動修正機能(ECC)搭載により信頼性を向上
●CPUモジュール1台でラダー図、HI-FLOW、C言語プログラムを実行
●イーサネットを2ポート標準搭載しコンピューターへの接続性を強化
●プログラム用の停電保持バッテリーを無くし、保守作業を軽減
● S10Vのプログラム資産の移行とネットワーク接続性を維持
メモリーチップが宇宙線などの原因で誤動作する「ソフトエラー」に対して、S10VEのプログラムメモリー、内部レジスターでは、ECCにより誤りを自動で修正し運転を継続します。
※修正可能な誤りビット数は、メモリーエリアにより異なります。
1台のCPUモジュールでラダー図、HI-FLOW、C言語で作成したプログラムを並行して処理できます。また、お互いのプログラムを関連付けて動作させることも可能です。
CPUモジュールには、イーサネットを2ポート搭載し、PADT接続とは別にコンピューターなどと通信ができます。また、ET.NETモジュールの追加で最大6ポートまで可能です。
プログラム格納用に不揮発性メモリーを採用し、停電保持用のバッテリーを無くしました。(ただし、時計機能を使用する場合、時計用バッテリーの定期交換が必要です。)
S10Vのラダー図、HI-FLOW、は、PADTのコンバーター機能でS10VEに移行できます。(詳細は、リプレースガイドをご覧ください。)
S10VEと既存のS10Vとの間は、FL-net、光二重リング、イーサネットでの接続が可能です。(詳細は、リプレースガイドをご覧ください。)
従来(S10V)比で、ラダービット演算を1.6倍高速化、ラダー用プログラム容量を5倍に増加しました。ビットメモリー479kビット、ワードメモリー129kワード。
通信モジュールの設定パラメーターは、CPU内に保存されているため、通信モジュールを故障にて交換しても、パラメーターの再設定は不要です。
CPUモジュールの表面のインジケーターで動作状態を表示します。PADTが無い場合でもエラーやアラーム表示で保守作業を容易にします。
PADT : Programming And Debugging Tool