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Hitachi

制御エッジ

日立制御エッジ
コンピュータ
CE50-10

AIを用いた制御を実現する制御エッジプラットフォーム

  • OpenVINOTMツールキットをプレインストール。搭載CPU/GPUの性能を活かした
    高速なAI推論処理を実現し開発負荷を軽減します。
  • 耐環境性・コスト・性能をバランスよく追求。現場環境で閉じたソリューションを
    実現できます。
  • 国内自社生産により、安定した供給、長期サポート(10年間)を実現します。

What's New

2022年12月15日
  • 「活用事例」タブにCE50の事例紹介動画を追加しました。
2022年7月13日
  • 「機能紹介」タブにCE50の紹介動画を追加しました。
  • 「ダウンロード」タブにハードウェア付帯サービス規約、仕様書を追加しました。
2022年1月27日
  • 「製品仕様」タブにサポートサービスの情報を追加しました。
  • 「ダウンロード」タブに製品マニュアル、製品カタログ、サービス仕様書を追加しました。
2021年11月30日
  • CE50-10A [組み込みAIモデル] のラインナップにWindows 10 IoTモデルを追加しました。
2021年2月1日
2020年8月1日
  • 「日立制御エッジコンピュータ CE50-10」を販売開始しました。

特長

特長1

AI・ディープラーニングを活用した画像認識ソリューションの導入

CE50-10はOpenVINOTMツールキットをプレインストール。一般的なフレームワークで生成した学習済みモデルの利用により、画像認識ソリューションを容易に実現できます。

特長2

寒暖の差や塵埃・振動・衝撃がある現場に設置

CE50-10は、0〜50℃ / 20〜80%RH までの広範囲での動作をサポート。 また、ファンレス、スリットレス、スピンドルレス化により過酷な設置環境にも設置いただけます。

特長3

安定した供給と長期のサポート

社会インフラの基盤となる情報制御システムを支えてきた実績と国内自社生産により、信頼性の高い製品を安定してご提供し、長期のサポート(最長10年間)を実現します。

特長4

Ubuntu (Linuxディストリビューションの1つ)、OSSを採用

CE50-10は、Linuxディストリビューションの1つ であるUbuntuを採用しており、Docker、OPC UAをサポート。また、ウォッチドッグタイマによるCPUタイムアウト監視や、筐体内の温度・電圧監視、状態表示LED制御といったRAS機能を独自開発ドライバにより強化しています。

Ubuntu は、Canonical Ltd. の登録商標または商標です。
OPC UA は、OPC Foundation の商標です。
Docker は、Docker, Inc. の登録商標または商標です。

紹介動画

紹介動画

システム構成例

現場に近い場所に配置し、低レイテンシが求められる処理は現場内で実行します。(※構成は一例です)

弊社製品については括弧内に記載

活用事例

CE50を活用することによって、実現できるソリューションの例を紹介します。なお、アイデアベースの想定例になります。実適用に必要な対応規格についてはお問い合わせください。

外観検査の自動化

加工した電線をカメラにかざし良品・不良品をAIが自動で判定することで、作業員のスキルに依存しない検査作業が可能になります。

課題

人によって検査精度にバラツキがあるため熟練技術者しか作業ができない。作業員のスキルに依存せず品質を確保したい。

解決策

外観検査を自動化することで、作業者のスキルに依存しない検査作業が可能になります。
また、不具合の発生時に備えて撮影した画像を蓄積し品質のエビデンスを確保します。

  

事例紹介動画

工場内での安全性向上

作業員が発見した工場内の危険エリアをAIに再学習させることで他の作業員に周知し、工場内の安全を向上します。

課題

工場内に多くの危険なエリアがあり、従業員が誤って入ってしまうと事故につながってしまう。どのように立ち入りを制限すればよいだろうか。

解決策

作業員が発見した工場内の危険エリアをAIに再学習させることで他の作業員に周知し、
工場内の安全を向上します。

工場内での安全性向上のイメージ:@作業員のウェアラブルカメラから 危険な場所の画像をCE50に送信→A再学習したモデルに基づき、画像を判定して危険な場所であることを警告音などで通知

鉄道運行上での安全性向上

画像認識による技術で自動的に車内の異常な動きを検出します。これによって、異常事態への迅速な対応が可能になります。

課題

混雑する車内で異常事態の把握に時間がかかってしまうことがあり、迅速な対応ができない。

解決策

鉄道の客車内の急病人や不審者などの異常を検出して車掌に通知することで、
乗客の安全を確保します。

鉄道運行上での安全性向上のイメージ:@カメラで客車内の映像を撮影、CE50に映像を送信→ACE50の骨格推論で急病人や危険物を検知→Bモニターを確認して客車に急行

設備の点検効率向上

画像認識技術によって、設備の変形や欠けの判定が可能になり、目視検査では時間がかかる点検を自動的に判定することで作業時間を短縮します。

課題

施設内にある大量の設備を点検したいが、人による目視でのチェックだけではとても時間が
かかってしまう。

解決策

街灯や空港内のライトの点滅状態や形状を画像で判定することで、
点検作業における作業時間の短縮および精度向上を図れます。

設備の点検効率向上のイメージ:@走行しながら車載カメラでライトの設置場所を撮影、CE50に映像を送信→A異常をその場で通知し、点検が必要なライトのみを作業員が確認

製品検査の品質および効率改善

画像認識技術によって、製品検査における正常・異常の判断が可能になります。検査にかかる人件費の削減や、判定時間の短縮も可能になり生産効率が向上できます。

課題

製品検査において、担当者の熟練度合いによって精度にバラつきがある。対策はないものか。

解決策

目視検査を自動化することで、検査品質を均一にして検査の効率化を図れます。

製品検査の品質および効率改善のイメージ:@検査装置のカメラでラベルを撮影し、CE50に送信→A再確認品をアームで振り分け

ソリューション紹介

CE50は以下のソリューションに採用されています。

AIによる人物姿勢・動作認識ソリューション

AIを用いて映像から骨格情報を抽出し、人物の姿勢や動作を「見える化」。
現場での「課題の原因究明」や「対策状況の確認」など、業務改善や安全管理をサポート。

【 特長 】

  • 撮影した映像から骨格情報を抽出し、動作を認識
  • 各動作の所要時間をリアルタイムに「見える化」
  • 日立のエンジニアによる導入、システム構築の支援

【「AIによる人物姿勢・動作認識ソリューション」の詳細はこちら 】

IoT設備稼働向上ソリューション

株式会社日立ソリューションズ東日本の「WellLine」で設備稼働状況・べき動率を可視化。
改善するための仕組みをワンストップで提供し、不稼働要因の把握までIoTの活用により支援。

【 特長 】

  • 「WellLine」が設備の稼働状況をリアルタイムに可視化
  • システムの構築はヒアリングシートへ記入するだけで導入可能

【「WellLine」の詳細はこちら 】

IoTエッジソリューション

設備が生成するOTデータを収集し、ITシステムへ転送するために必要な機能をワンパッケージで実現。
従来6〜9カ月かかっていた構築期間を大幅に短縮。

【 特長 】

  • PLC1台からのスモールスタートに対応
  • ヒアリングシートに記入するだけで導入可能
  • 日立のエンジニアによるきめ細かな支援
このページに記載されている会社名、商品名は各社の登録商標または商標です。

外部インタフェース

インタフェース種類仕様
1電源 (AC)
  • 100-240VAC
2ネットワークインタフェース
  • ケーブル長規定:100m (UTPカテゴリ5e以上を推奨)
3DisplayPortインタフェース
  • ディスプレイ付属のケーブルを推奨
  • 開放電流 (最大):500mA (活線挿入時の突入電流を含む)
4 USB3.0インタフェース
  • ケーブル長規定:2m (USB3.0準拠シールド付きケーブル推奨)
  • 開放電流 (最大):900mA/ポート (活線挿入時の突入電流を含む)
5 デジタル入出力※
  • ケーブル長規定:30m (シールド付きケーブルを使用のこと)
  • 入力:4点 (定格入力電圧:24VDC、定格入力電流:10mA/点)
  • 出力:10点 (定格出力電圧:24VDC [外部電源]、定格出力電流:0.1A/点)
HJ-7726-12(HE2-S),HJ-7726-12(HE2-SA),HJ-7726-12(HE2-WA),HJ-7726-12(HE2-U)のみ対応

製品仕様

モデル名 CE50-10N
[スタンダードモデル]
CE50-10A
[組み込みAIモデル]
型式 HJ-7726-12(H01-S)*1 HJ-7726-12(HE2-S)*2 HJ-7726-12(H02-SA) HJ-7726-12(HE2-SA) HJ-7726-12(HE2-WA)
プロセッサー
[コア数]
Intel Atom® x7-E3950 1.60GHz[4コア/4スレッド]
メモリー容量 4GB SO-DIMM×18GB SO-DIMM×1
内蔵ファイル mSATA SSD (64GB) ×1
ネットワークインタフェース Ethernet 1Gb 3ポートネットワークアダプター*3
デジタル入出力*4 点数 入力:4点
出力:10点
入力:4点
出力:10点
インタフェース 入力:フォトカプラ接点
出力:フォトモスリレー接点
入力:フォトカプラ接点
出力:フォトモスリレー接点
外形寸法 (W×D×H) 210 × 285 × 69 mm (本体、突起部含まず)
質量 最大4kg
電源 100-240VAC
消費電力(定格) 40W
プレインストールOS Ubuntu 18.04 LTS Windows® 10 IoT*6
搭載ソフトウェア GNOME、Docker、OPC-UAクライアント(Open62541)、Python OpenVINO toolkit、GNOME、Docker、OPC-UAクライアント(Open62541)、Python、Jupyter Notebook OpenVINO toolkit、Microsoft Edge、Python
安全規格 UL/CSA/CE*5
セキュリティ機能
*4
TPM2.0、セキュアブート対応、USBポートロック(物理的ポート切断)機能、USB抜け防止、セキュリティワイヤー対応
*1
OS、ソフトウェアを搭載しない場合、型式がHJ-7726-12(H01-U)となります。
*2
OS、ソフトウェアを搭載しない場合、型式がHJ-7726-12(HE2-U)となります。
*3
Wake on LAN機能に対応しています。
*4
OS、ソフトウェアを搭載しない場合、一部の機能がご使用いただけません。詳細についてはお問い合わせください。
*5
市販のデバイスを取り付ける場合は、CE規格対象外となります。詳細についてはお問い合わせください。
*6
Windows® 10 IoT Enterprise 2019 LTSCを搭載しています。

設置環境条件

項目 仕様
周囲温度 動作時
(保存時)
0〜50℃
(−10〜70℃)
湿度
(保存時)
20〜80%RH (結露なきこと)
(10〜90%RH (結露なきこと) )
防水・防塵 IP40準拠
じんあい 0.3mg/m3以下(JEITA IT-1004B classB) (導電性粉塵なきこと)
腐食性ガス なきこと(温度35℃、湿度50%RH (JEITA IT-1004B classB) )
耐瞬時停電 20ms以下
標高 動作時 1,000m 以下
耐振動 加速度5.9m/s2、周波数10Hz、振動時間5s
X/Y/Z各方向
耐衝撃 通電時:19.6m/s2、非通電時:49m/s2
X/Y/Z各方向
使用可能なメモリー容量は、OSや機器の構成・設定により異なります。
本製品は、高調波電流規格:JIS C 61000-3-2適合品です。
Ethernetは、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社の登録商標です。
Intel、Intel Atom、OpenVINOは、アメリカ合衆国および、またはその他の国におけるIntel Corporation またはその子会社の商標です。
Ubuntu は、Canonical Ltd. の登録商標または商標です。
OPC UA は、OPC Foundation の商標です。
Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国および、その他の国における登録商標または商標です。

サポートサービス*1

サービス名 CE50-10システム装置サポートサービス CE50-10ソフトウェアサポートサービス*2
型式 SH-H2331-001 SH-H2331-002 SD-5211-6003 SD-5211-6004
対象 CE50-10ハードウェア本体 CE50-10にプレインストールされているソフトウェア
サポート期間*3*4 10年間 5年間 10年間 5年間
提供時間 当社営業日の午前9時から午後5時
サービス内容
  • 一般的なお問い合わせ(機能、使用方法、設定、操作方法 など)
  • 発生した障害に関するお問い合わせ
  • 障害発生の要因となった問題部位の一次切り分け調査
  • 情報提供(過去のお問い合わせ、障害調査履歴、影響のある脆弱性情報 など)
*1
サポートサービスは、製品購入時に契約できます。
*2
ご契約にはCE50-10システム装置サポートサービスとのご契約が前提となります。
*3
保証期間は製品到着日からの期間です。10年間または5年間のどちらかを選択できます。
*4
延長保守対応はできません。

製品マニュアル

ご使用になる主要なマニュアルを掲載しています。製品のモデルごとに主要なマニュアルが異なる場合がございますので、ご購入いただいた製品のモデルをご確認のうえご覧ください。

CE50-10N [スタンダードモデル]

名称概要プレインストール OS言語形式
取扱説明書
(Instruction Manual)
CE50-10本体の仕様、機能の概要、操作方法などについて説明したマニュアル。
(The English version of the CE50-10 manual, which explains the specifications, outline of functions, operation method, etc.)
Ubuntu
18.04 LTS
日本語
English

CE50-10A [組み込みAIモデル]

名称概要プレインストール OS言語形式
取扱説明書
(Instruction Manual)
CE50-10本体の仕様、機能の概要、操作方法などについて説明したマニュアル。
(The English version of the CE50-10 manual, which explains the specifications, outline of functions, operation method, etc.)
Ubuntu 18.04 LTS日本語
English
Windows® 10 IoT (64bit)日本語
ユーザーズガイド
(User’s Guide)
CE50-10Aが提供するAI 映像アプリ開発実行処理機能の概要、操作方法などについて説明したマニュアル。
(The English version of the CE50-10A’s AI image application functionality manual, which explains outline of functions, operation method, etc.)
全OS共通 (Common to all OS)日本語
English

ハードウェア保守

CE50をご購入時に付帯するサービスです。製品到着後10年間、お客さまからの修理依頼を受けセンドバック修理保守サービスを提供します。

名称対象形式
CE50-10 ハードウェア付帯サービス規約 CE50-10
CE50-10 ハードウェア付帯サービス仕様書

サービス仕様書

システム装置サポートサービスおよびソフトウェアサポートサービスのサービス仕様書を掲載しています。ご契約いただいたサポートサービスをご確認のうえご覧ください。

名称対象形式
CE50-10システム装置サポートサービス CE50-10ハードウェア本体
CE50-10ソフトウェアサポートサービス CE50-10にプレインストールされているソフトウェア