SAP S/4HANAのリビルドによって2,000本弱のアドオンを53%削減しました。
システムのパフォーマンスも向上し、夜間バッチの処理時間が大幅に短縮。さらに夜間に実行していた処理を日中にバックグラウンドで処理することで、夜間のシステム停止時間が短くなり、グローバルビジネスにも対応できるようになりました。
今後については、今回実装しきれなかった機能を2019年にかけて追加し、ユーザーからの要望に応えていく考えです。さらに中期経営計画の施策に掲げる海外事業の拡大に向けて、SAP S/4HANAの海外展開も構想しています。
「現状、海外システムは対応していませんが、会計や物流の業務連結も考慮すると、海外と国内のシステム統合によるメリットも得られると考えています」(小松氏)
食の安全・安心・安定を通じて、世界に貢献していくニチレイグループ。ITシステムの進化はこれからも続いていきます。
図:システム概要図
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