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【事例】日本オクラロ株式会社

SAP S/4HANAでグローバルシステムを統合。サプライチェーン情報も一元化し、需要予測と意思決定の迅速化を実現

〔4〕海外拠点とも共通の言語で共通のデータを見ながら意思決定

「全世界で同じERPを使い、海外の拠点と共通のデータを見ながら意思決定ができるようになった効果は計り知れません」と會澤氏は強調します。SAP S/4HANAの圧倒的なパフォーマンスも評価しています。ハードウェアが最新化され、コードをゼロから見直して再整備したこともあり、体感的な処理スピードは大きく向上しています。

特に大きな効果をもたらしているのが、SAP S/4HANAと連携したSAP Integrated Business Planningです。従来の環境ではオフラインでサプライチェーン計画を策定し、現場のスケジュールと合わせてMRPにデータを渡していました。SAP Integrated Business Planning なら販売と購買を問わず、複数地域に散在する情報を集約し、SAP HANA®プラットフォーム上で高速に見込み数値を計算できます。共通のフォーマットでデータが格納されているため、信頼性のある情報に基づく予測や、物流のリードタイムの議論も可能になりました。

「需要予測の透明性とスピードは確実に向上しています。グローバル全体で共通の数字が見られるため、意思決定は確実に早くなりました。また、中国、イギリスなどの製造拠点間でモノを売り買いする社内間取引も、同じ目線で取り引きができるようになりました」(會澤氏)

SAP Integrated Business Planning については今後、BIツールと組み合わせて情報を活用することも検討しています。「現場担当者が各国のサプライチェーン情報を見ながら議論することで、最適なサプライチェーン体制を確立できます」(那倉氏)

特記事項

  • 本記事は、JSUG(Japan SAP Users’Group)ホームページに掲載されたものです。(2018年7月27日掲載)
  • 本事例中に記載の内容は初掲載当時のものであり、変更されている可能性もあります。詳細はお問い合わせください。
  • 本事例は、日本オクラロ株式会社さまでの事例であり、全てのお客さまについて同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
  • 記載されている会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
  • * SAP®、SAP HANA®、SAP S/4HANA®、SAP®ロゴ、記載されているすべての製品およびサービス名は、ドイツおよびその他の世界各国におけるSAP® SEの登録商標または商標です。
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