SVHCは6か月ごとに追加されていき、最終的に約1,500物質が対象になります。TWX-21環境情報交換サービスはクラウド型サービスであるため、SVHCの追加や環境情報伝達シートのバージョンアップに対してサービス側が無償で対応します。
追加されたSVHCの情報もいち早くサプライヤーに伝達できるため、サプライヤーの負担を軽減するとともに、情報共有の促進につながります。
コストメリットが高いことも評価につながりました。オンプレミスの場合、システム構築費とは別に年間数百万円程度の維持費を見込んでおく必要があります。「その点、TWX-21環境情報交換サービスは低価格な月額固定費と利用した分だけ発生する従量費だけで、RoHS指令、REACH規則に対応した情報管理基盤を構築・運用し、サプライヤーの運用定着までトータルにカバーすることが可能です。コスト負担を最適化できる点は大きなメリットです」(加藤氏)。
今後は含有化学物質に関するサプライヤーからの回答率向上をめざし、TWX-21環境情報交換サービスの運用定着をさらに促進していく構えです。