BladeSymphonyによるサーバー統合でIT統制を強化
日本版SOX法の施行で急がれるIT統制。
その時、大規模化・複雑化したITシステムの統制を高める特効薬こそ、
BladeSymphonyによるサーバー統合。
2009年3月決算期から施行される日本版SOX法。上場各社は、内部統制の実現に向けて急ピッチで動いています。内部統制の2つの大きな構成要素のうち、財務会計の信頼性を確保する手順を確立する「業務統制」の部分は、基幹業務アプリケーションの見直しなども含めて、およそ順調に進んでいるようです。しかしもうひとつの要素「IT統制」の部分では遅れが目立っています。その一番のネックは、大規模化・複雑化するシステムにおいて無計画に増えすぎたサーバー群です。全国の拠点に分散し、遠隔の拠点には管理者がおかれておらず、いわば大量の情報が現場に無造作にばら撒かれている状態です。ITがコントロールを失っている状態と言えます。これを放っておくと、データの漏えいや改ざんといった事故が発生し、企業の内部統制を根底から覆す危険性を高い確率ではらんでいます。早急に対策を施さなければなりません。
その時、各拠点に分散するサーバーをセンター内のBladeSymphonyに統合すれば、IT統制が飛躍的に高まります。拠点にはセキュリティPCのみを残し、ブロードバンドで接続したセンター内のBladeSymphonyにデータやアプリケーションを集約する、サーバーベースコンピューティングを実現します。これによりクライアントPCのセキュリティレベルの確保や不正使用防止、情報漏えいの抜本的な対策を図れるとともに、全社のデータをセンターで一元管理できるため、IT統制に最適な環境が整います。BladeSymphonyには、この他にもIT統制に効果的な数々の運用管理機能がそなわっています。
BladeSymphonyのシステム管理ソフトウェア「BladeSymphony Manage Suite」は、システムの複雑さを意識することなく一元的に管理・制御可能。しかも、ネットワークやストレージにいたるまで構成情報や稼働状況を一元管理できるため、統制のとれたシステム運用を実現できます。また統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」と連携することで、装置別ではなく業務別に管理できるため、どのサーバーでどんな業務が処理されているかを意識しなくても、各システムの稼働状況をひと目で確認できるようになります。
統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」と連携することで、システム管理者に必要な項目を網羅したレポートを簡単に作成できます。システム稼働状況や業務処理状況などを多様な視点で分析したレポートをワンクリックで作成できるため、ドキュメント化に要する工数を削減。IT統制に求められるドキュメント化作業を省力化できます。
OSやアプリケーションのインストール、パッチの配信を複数サーバーに同時に実行できる「デプロイメント管理」機能を使えば、セキュリティパッチを一斉に配信できます。これにより、セキュリティ対策漏れによる情報漏えいなどの事件を未然に防ぐとともに、複数サーバーへのパッチ適用の工数を大幅に低減。IT統制を強化することが可能です。
万一のサーバー障害時に自動的に予備サーバーに切り替えられる「N+1コールドスタンバイ」によりシステムの可用性を高められます。予備サーバーを複数台設定しておけば、多重障害にも対応可能です。また、JP1による高度な自律運用にも対応しており、あらかじめシナリオを登録することで、システム稼働状況の監視・確認から判断・対処までのあらゆる操作を自動化できます。これにより、人的ミスや不正が入り込む余地を失くすとともに、運用実績の記録や監査が容易になり、内部統制を強力に支援できます。