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糸電話の糸の部分を風船に変(か)えた、風船電話を作ってみましょう。どうして風船に変(か)えると、相手の声がよく聞こえるようになるのでしょうか。風船電話がよく聞こえるのは、糸電話とは音の伝(つた)わり方が違(ちが)うからです。風船電話で楽しく遊んで、音の伝(つた)わり方を学習をしましょう。
協力(きょうりょく):NPO法人(ほうじん)日立理科クラブ
はさみやカッターでけがをしないように気を付(つ)けよう。
紙コップの底(そこ)に、カッターで「×(バツ)」印(しるし)のように切れ目を入れる。
コップの真ん中にボールペンなどで穴(あな)を開けて、そこからはさみで切ってもいいよ。
風船をふくらませて口を結(むす)んで、細長い風船をつくる。 先端(せんたん)をそれぞれ紙コップの底(そこ)の切れ目にさしこむ。
風船を紙コップに、きちんとさしこまないとぬけてしまうから、しっかりさしこもう。
一方の人は紙コップを耳にあてて、もう一方の人は何かを話してみよう。 このとき、風船をしっかり握(にぎ)ってみてください、風船の中の空気がふるえていることがよくわかります。
音は空気を振動(しんどう)させて伝(つた)わります。この風船電話はそのしくみがよくわかります。コップの中の音は風船の中の空気をふるわせて、相手に伝(つた)わり、風船の空気のふるえが相手のコップの中の空気をふるわせ、耳に入り聞くことができます。風船電話で話すとき、風船をしっかり、つかむと、風船の中の空気がふえていることがよくわかります。みんなが具合が悪いとき、お医者さんが聴診(ちょうしん)器(き)で胸(むね)の鼓動(こどう)を聞きますが、これも風船電話と同じしくみです。
2つの風船をねじってつなげると、4人で会話をすることができます。
風船を糸または銅(どう)線に変(か)えると、さらに聞こえ方が変(か)わってきます。このときはコップの底(そこ)は切らないで、糸または銅(どう)線はしっかりコップの底(そこ)に貼(は)り付(つ)けましょう。 糸電話、針金(はりがね)電話の音は、糸または針金(はりがね)をふるわせて、伝(つた)わっているのです。 このとき、糸や針金(はりがね) をさわると音はつたわりません。
今回の実験(じっけん)を自由研究シートにまとめましょう。
※見本は「浮力(ふりょく)の実験(じっけん)」を例(れい)にしています。
お読みください。