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ことは古くから日本に存在そんざいする楽器がっきで、古墳こふん時代の遺跡いせきからことと思われる物の一部や、それを表していると思われる埴輪はにわが多数出土しています。中には、世界最古さいこ現存げんそんする弦楽器げんがっきかもしれないと研究者の間で解明かいめいがすすめられている紀元前きげんぜん1000年ごろのことのような出土品もあります。
現在げんざい一般いっぱんことばれるものは、ことという字が当てられる楽器がっきで、琴柱ことじとよばれる柱で音階を調節ちょうせつするタイプのものです。奈良なら時代になって中国から渡来とらいしました。
ことこと)は、日本のみやび表現ひょうげんする代表てき楽器がっきとして大切に伝統でんとうけ継がれ、日本中で演奏えんそうされています。
ここでは、簡単かんたんに木箱のミニことをつくってみましょう。

用意するもの

材料ざいりょう

細長い木箱の材料ざいりょう(ここで使った板のサイズの目安)

  • 100mm×600mm×3mmぐらいの板 2まい
  • 45mm×600mm×10mmぐらいの板 2まい
  • 55mm×100mm×10mmぐらいの板 1まい
  • 三角ぼう:三角形の断面だんめんの高さが10mm以上いじょう、長さ15〜20cm
  • ぼう直径ちょっけい1cm、長さ10cm程度ていど×1本
  • 木ねじ:1.5cm×8本
  • テグス:6号(0.4mm)×5mぐらい
  • ちょうボルト+ナット 1コ

【工具】

  • キリ(または電動ドリル・彫刻刀ちょうこくとう
  • ドライバー
  • ラジオペンチ
  • のこぎり
  • 紙やすり
  • 木工用ボンド
  • フェルトペン

きのぽんからのお願い

工具でけがをしないように気をつけよう。なれない作業は、おうちの人にやってもらってもいいよ!

つくり方

(1) 板をり合わせて木箱をつくる

木工用ボンドを使って板をり合わせ、木箱をつくります。

きのぽんからのお願い

側面そくめんは、片側かたがわだけにふたをしてね!

(2) つるる仕組みをつくる

上板のふたをしたほうの先端せんたんから10mmぐらいの位置いちに、木ネジを止める場所を8か所、フェルトペンなどでしるしをつけます。

しるし位置いちにキリで下あなを少しだけあけてから、ドライバーを使って木ネジを回しいれます。木ネジは、頭がすこしいた状態じょうたいで止めます。

 

反対がわ先端せんたんから15mmぐらいの位置いちに、げんを通すあなを8か所、キリ(またはドリル)で等間隔とうかんかくにあけます。

一番左はしのあなちょうボルトをセットします。

上の図にしたがい、テグスのげんのはしを最初さいしょあなにしっかりとむすけてから、順番じゅんばんに木ネジ⇒あな⇒木ネジ⇒あな・・と交互こうごげんりめぐらせ、最後さいごちょうナットにむすけます。

(3) 琴柱ことじをつくり、音階をつくる

三角ぼうを、10mmはばで切り、琴柱ことじを8つつくります。

ぼう琴柱ことじげんの下にセットし、げんをピンとりながらちょうボルトをしめていきます。
琴柱ことじ位置いちを動かしながら音階をつくってみましょう。

音を出してみよう

音が出るしくみ

はじくことでげん振動しんどうし、琴柱ことじで、げんの長さをえることで、音の高さがわります。
板の表面が振動しんどうし、音が箱の中で共鳴きょうめいするので大きくなります。

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きのぽんタウン

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