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ひたちなか総合病院

主とする対応疾患

A 血管障害
・未破裂脳動脈瘤
破れると重大な障害を生じるくも膜下出血の原因疾患です。「脳ドック」で見つかることは珍しくありません。大半は5mm以下の小さな瘤で無症状ですので定期的に検査をして経過を見ます。また、破裂リスクを高める高血圧症や喫煙の管理指導を行います。しかし、7mm以上になったり形が歪な動脈瘤は破れるリスクが高いので近隣の専門施設へ紹介し、血管内治療/手術等を検討します。

・頸部頸動脈狭窄症
脳梗塞の原因となりますので定期的に頸部頸動脈超音波検査を行います。狭窄が中等度以下の場合は高血圧症/糖尿病/脂質異常症等のリスクファクターの管理・治療。中等度以上で脳梗塞のリスクが高いと判断された時は抗血小板治療を行い、内膜剥離術や血管内手術が必要と考えられた場合は近隣の専門施設へ紹介いたします。

・その他脳血管疾患
脳動静脈奇形、血管腫、もやもや病等は適宜検査を行い治療の必要性を検討いたします。


B 脳腫瘍
・良性脳腫瘍
髄膜種、下垂体腫瘍、聴神経腫瘍は脳腫瘍の中では比較的多く、無症状でも「脳ドック」等で診断されることがあります。しかし、全ての脳腫瘍に手術が必要なわけではありません。中にはほとんど大きくならず、一生治療の必要がない腫瘍も珍しくありません。定期的検査をしながら手術が必要か否か判断します。必要となった場合は専門病院(多くは筑波大学附属病院)へ紹介いたします。

・悪性腫瘍
悪性腫瘍が疑われた場合は出来るだけ早く治療を開始しなければなりません。速やかに専門病院(筑波大学附属病院)へ連絡いたします。


*機能的脳神経外科について
てんかん・パーキンソン病・ジストニア・不随運動・痙縮・片側顔面けいれん・三叉神経痛等の診断・外科治療を行う分野です。当院では1回/週 筑波大学附属病院の専門医が診察を行っています。

科の特徴

脳神経外科とは脳、脊髄、末梢神経などの神経系全般の疾患で主に手術治療の対象となる疾患を取り扱う診療科です。
また、脳ドックの結果判定を行っております。

救急診療体制

夜間・休日の場合、外科系当直医が診療を行い、状況により担当外科医が診療を行います。

スタッフ紹介

鶴嶋 英夫(主任医長)
日本脳神経外科学会専門医