IT構造改革
社会イノベーション事業の拡大とデジタル経営の実現に貢献するため、日立グループ共通の「デジタル経営基盤」を構築し、「成長のための情報提供」と「会社規模やポートフォリオが拡大してもコストが増大しない仕組み」を実現します。
ITサービスおよび、IT運用プロセスの標準化・集約化により、より低コストかつ高度な保守・運用サービスの提供を進めています。
グローバルでのITサービスの統一化により日立グループのITコストを適正化し、日立がグローバルでビジネスを遂行するための強固な基盤を構築します。
IT運用プロセスの標準化をグローバル規模で進め、日立グループ各社が個別に推進してきたITシステムを、共通ITサービス(ITインフラ、ERP※2)へ集約します。
ITオペレーションの集約とサービス提供プロセスの自動化により、低コストなITサービスの提供と、ITリソースの最適化を実現します。
また、より低コストな拠点でオペレーションを行うことで、さらなるコスト低減を図ります。
日立グループの従業員が、働く場所(国や地域など)を意識することなくビジネスに専念できるよう、統一品質の共通ITサービスをグローバルで2023年度から段階的に提供しています。特に、業務に必要なITサービスの申請の簡素化や提供の迅速化、OA機器提供の納期短縮、ITサービス状況の可視化による障害対応迅速化を図ります。これにより、事業のグローバル展開に伴う拠点開設/拡大や立ち上げスピードを速め、ユーザーの利便性向上を実現します。
日立グループの従業員が、対外的な脅威にさらされることなく、安心してビジネスに専念できるよう、日立のセキュリティ基準に合致した共通ITサービスをグローバルで適用し、日立グループ全体のセキュリティを強化します。
また、セキュリティ対策が十分に行き届いていないグループ会社に向けては、セキュリティ対策自動化などの支援サービスを提供し、グローバルでのセキュリティポリシーの統一を図ります。
共通ITサービス整備