Global Workload Manager(以下:gWLM)は、優先度の高いアプリケーションのサービスレベルを維持し、また使用率を向上させるために複数のワークロードに対してリソースを自動的に割り当てることで、大規模で多くの部門のアプリケーションをホストする集中管理のIT環境を提供する製品です。
gWLMは、ワークロードの管理をポリシーベースで行います。SIM*1のインターフェースを利用し、GUIでワークロードの設定が可能です。
標準で用意されている組み込みのポリシーは次のとおりです。
gWLMはポリシーに基づきワークロードをモニターし、空きリソースから負荷の高いワークロードへ、あるいは優先度の低いワークロードから優先度の高いクリティカルなアプリケーションへCPUを自動的に割り当てます。
また、Webベースの中央管理型のシステムで環境の監視やリソースの使用レポート・監査レポートの作成を簡単に行うことができます。これにより、gWLMの環境を素早く構築することが可能です。
リソースパーティションの割り当て方式は、FSS*2とpset*3があり、パーティション、あるいはpsetを使用した大規模なシステムでも動作、管理が可能です。また、Virtual Partitions(以下:vPars)と連携することで、CPUリソースを動的に移動することができます。