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野田 沙織 (2020年11月入社)
Saori Noda
公共システム事業部 公共基盤ソリューション本部
デジタルソリューション推進部
キャリア採用によりデータサイエンティストとして入社。これまでに培ってきたディープラーニング(深層学習)などAIに関する豊富な知識やスキルを活かすことで、社会に貢献したいという強い想いを抱き、その一歩を踏み出す。
転職を考え、いろいろな企業を見ていくなかで、私は3つの理由から日立製作所を選びました。1つはさまざまな案件やステークホルダーと出会うことができ、自分が最も成長できる企業だと思ったからです。2つ目は会社が掲げる理念への共感です。今、日立製作所は「POWERING GOOD 世界を輝かせよう」をスローガンに、社会課題を解決し、社会に貢献する企業であることをめざしています。その一端を担えるのは、私にとって仕事をするうえでの大きなモチベーションになります。そして3つ目は、福利厚生や教育制度がしっかりしていて柔軟な働き方が可能だということです。例えば交換留学のように、数カ月間、海外で働ける制度などはいつか利用したいと思っていますし、現在はフルリモート、フルフレックスで勤務しています。この新しい環境のなかで自分のスキルを活かし、これからどのように成長していけるのか、とてもワクワクしています。
入社して間もない私のミッションは、まず会社のことや、そこで行われている仕事について理解することです。今は、新しい技術や知識のシャワーを浴びる毎日で、それらを一つひとつ整理していかないと収拾がつかなくなるため、自分なりに可視化してチェックしています。もちろん、まだわからないことはたくさんありますが、先輩や上司のサポートは手厚くて、とても親切です。無理はないかと気遣って調整してもらえるので助かっていますね。入社して感じたのは、日立製作所の人は皆さん親しみやすく、仕事を楽しもうとしている人が多いということです。自分がやりたいことを積極的に発信して、周囲の人のサポートを得ながら仕事を進めています。コミュニケーション能力は、データサイエンティストにとってとても重要なので、そういうところはぜひ見習いたいです。また、研究所が追求している最先端の技術と事業部がビジネスの観点から見る技術、それぞれの視点に触れられる環境にあることも転職による大きな収穫でした。
今、データサイエンティストとして取り組んでいるのは素材開発企業向けのMI(Materials Informatics)を加速する画像分析とテキストマイニングです。ある素材をつくるとき、どのような組成や製造条件にするとめざす性質になるのかを分析しています。分析依頼を受けると組成や製造条件のデータと製造途中の顕微鏡画像などを使って機械学習を行い、最適な条件を導き出していきます。私の役割は機械学習のプログラムを書き、データを読み込ませて分析モデルをつくり分析すること、お客様へのヒアリングや報告、ミーティングにも同席しています。データサイエンスは、レントゲン写真から病名を診断するなど医療分野でも活用でき、こうした分野にも興味を持っています。また、いつになるかはわかりませんが、煩雑な作業から人を解放してくれるデータサイエンスの技術を使って、発展途上国の飢餓や貧困、教育を受けられない状況などを改善できればという夢も持っています。
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