導入実績の中から、代表的な4つの事例をご紹介
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電気機器メーカー様
ERPとSCPLANを連携させることで、事前に問題有無をシミュレーション
従来の事後調整から脱却し、生産遅延や仕掛滞留を削減
事前対応により調整工数削減も実現
ERP連携で事前シミュレーション
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自動車部品メーカー様
既存の生産管理システムのMRP機能をSCPLANの高速MRPエンジンに置き換え
計画策定サイクルを月次から週次に変更することで変化に追従できる体制へ
納期遵守と在庫削減の両立を実現
生産管理システム機能向上
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精密機器メーカー様
SCPLANの高速MRP計算を、製品在庫も含めたグローバル拠点間の需給計画に適用
グローバル需要の変化に追従できる生産計画の精度向上
製品在庫も含めたグローバル拠点間の需給調整を改善
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産業用機器メーカー様
オプションパッケージのSCPLAN/PALを導入することで、生産計画の自動調整機能を適用
部品品揃えや工程能力を考慮した計画自動調整で、納期回答精度が向上
オプション機能の導入や、お客さま自らBIツールと連携
【事例1】 電気機器メーカー様の場合
ERPとSCPLANを連携させることで、部品不足や工程能力オーバーを事前にシミュレーション(検証)することが可能となり、従来の事後調整から脱却し、生産遅延や仕掛滞留を削減、また、調整工数の削減も実現
導入前
状況
- 基幹システムにERPパッケージを新規導入
- 標準機能が多く、独自ノウハウへの対応が難しい
- トラブルが多発して、イレギュラー作業が増加して混乱
課題
- 計画変更時の影響をすぐに把握できない
- ERPは画面遷移が複雑で、問題調査に時間がかかる
- 総量引当で総数は足りているが、払出場所に部品が無い
導入後
解決策
基幹システム(ERP)と「SCPLAN」を連携
- ERPのMRP処理前に、SCPLANでシミュレーション
- 必要に応じて調整案を策定してからERPへフィードバック
導入効果
- 部品不足の早期発見、各種計画調整により、生産遅延や仕掛滞留を削減
- 調整対応タイミングの前倒しにより、調整工数を削減
【事例2】 自動車部品メーカー様の場合
既存の生産管理システムのMRP機能をSCPLANの高速MRPエンジンに置き換え
高速化によって今まで1回/日だった計画策定を、工程別に最適な計画策定頻度の多サイクル化を実現
導入前
状況
- 顧客先ごとに異なるタイミングで注文が入るが、部材チェックは1回/日のため、計画の精度が低い
- 処理の締切後にオーダーが集中する日があり対応が遅くなる
課題
- 夜間バッチで1回/日MRP処理を行うため、部品不足などの問題発覚が遅れる
- 部品不足リスクを軽減するために在庫を過剰に持っている
導入後
解決策
生産管理システムのMRPに「SCPLANエンジン」を搭載
- (1)
- 高速MRP機能でMRP処理回数を増やす
→顧客からの納入指示のたびにMRPを実行(複数回/日)
- (2)
- シフト機能で、各工程に適したシフト数でMRP計算
導入効果
- MRP処理の多サイクル化により、納期遵守向上と在庫削減の両立を実現
【事例3】 精密機器メーカー様の場合
SCPLANの高速MRP計算を活用し、部材だけではなく完成品在庫も含めて、グローバル拠点間の生産計画策定サイクルを月次から週次に変更
導入前
状況
- 月次でグローバル拠点間の生産計画を策定
- ノックダウンなどの輸送リードタイムを考慮して2か月先の計画を確定
課題
- 需要予測の精度が低く、調整業務が増加
- 納入調整が間に合わず、在庫が増加
導入後
解決策
「SCPLAN」を活用して、需給調整の仕組みを構築
- 柔軟性の高いモデリング構造で、複雑な拠点体制にも対応
- 高速MRP計算で、月次計画を週次計画に多サイクル化
導入効果
- 計画策定の多サイクル化により需要の変化を生産計画に反映できるようになった
【事例4】 産業用機器メーカー様の場合
SCPLANの生産計画自動調整機能オプションを採用することで、製品納期回答の精度が向上
導入前
状況
- 生産管理に工数をかけているのに納期遵守が低迷
- 顧客からの1400件/月の納期問い合わせを捌ききれない
課題
- 受注に対して裏付けのある納期回答ができていない
- 前倒し対応の確認に工数がかかる
- 製造遅れ、欠品、生産負荷オーバーに気づくのが遅い
導入後
解決策
新生産計画システムとして「SCPLAN/PAL」(オプション)を採用
- 生産計画自動調整機能で、負荷の自動山崩しを実現
- リスト出力機能を活用して、BIツールへデータ連携
導入効果
- SCPLANの部品品揃えや工程能力も考慮した計画自動調整で納期回答精度が向上
- BIツールと連携することで、問題と対策の見える化・共有を実現。アクション活性化
納期回答(部材と能力の両方を考慮した計画自動調整)
- 情報を要求納期に山積み
- 部材OKになるよう調整
- 能力OKになるよう調整