会計システム構築範囲
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2015年4月の本稼働から半年がたった現在、月次処理は順調に行われており、四半期決算もトラブルなく済みました。″ERP on SAP HANA″の導入でパフォーマンスが向上し、会計業務の時間が全体的に短縮されたといいます。それまでバッチ処理の完了を待って確認していた分析も、リアルタイムにできるようになりました。
インフラについては、当初の想定よりもシステム構成がシンプルになり、サーバの設置スペース、消費電力、データセンター運用費用の削減などで、コストの軽減が見込まれています。運用/保守は、導入後もアプリケーション、ベーシスともに日立の支援を受けていますが、将来的には自社運用に
切り替える計画です。
プロジェクトは、会計システム導入の第2ステップとして国内グループ9社への展開を進めており、第3ステップ以降では、海外のグループ会社にも展開する予定です。
「進行中の第2ステップは、既存の生産管理システムも業務プロセスもSHI標準と異なるグループ会社が多く、困難が予想され
るため、日立には引き続き強力なサポートを期待しています」(加島氏)
グローバルな成長にスピーディーに対応可能な経営基盤を着々と整えていくSHI。最新の″ERP on SAP HANA″に日立の知見を取り入れたクラウドシステムが、進化を遂げるSHIのビジネスを強固に支えていきます。