あわせてANAは災害対策やBCPの強化に向け、安全強固な新データセンターを構築。2019年までにプライベートクラウド環境を有する新データセンターへ移行する計画を策定し、そのパートナーに日立を選びました。
「日立さんは当社に対し、すでに仮想化によるシステム統合やストレージの導入実績があり、信頼性を高く評価していました。今回もその知見を生かしたレベルの高い提案をいただいたほか、ITコスト変動費化を実現する従量課金型のPaaSという非常にハードルの高い要求にも応えていただいたことが決め手となりました」と舟窪氏はその経緯を語ります。
2013年6月、日立はANAグループのITシステムを支えるANAシステムズ株式会社(以下、ANAシステムズ)とともに、大規模仮想化クラスタの運用に最適なVMware vSphere®EnterprisePlus EditionTMをプラットフォームとしたプライベートクラウドの構築に着手。統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」、ディスクアレイシステム「Hitachi Virtual StoragePlatform」(以下、VSP)、統合システム運用管理 JP1などのプラットフォーム製品とHitachi Cloudのシステム構築ノウハウを活用したPaaS環境を、1年半という短期間でカットオーバーさせることに成功しました。