SORT Version9は、次の機能で構成されています。
データを昇順または降順に並び替えます。
並び替えは、データ中の任意の文字または数値をキーとします。
複数ファイルのデータをひとつのファイルに併合します。
併合は、データ中の文字または数値をキーとします。
選択条件に合ったレコードを抽出します。
選択は、選択する内容に合った項目を比較項目とします。
複数のレコードをひとつに併合し、指定した項目の値を合計します。
集約は、データ中の文字または数値をキーとします。
また、SORT Version9は、次の便利な機能もご利用になれます。
データ中のJIS8単位コードをEBCDIKコード体系に従ってキーを比較します。
ホストからの移行の場合に便利です。
文字の「1」と「A」を比較する場合
Windows、Linuxでは数値をlittle endian形式で扱います。
big
endian形式の計算機(例えばHP-UX)からデータをWindowsまたは、Linuxに移行した場合、正しく数値が扱われません。
移行したデータの数値項目をキーに指定する場合、big
endian形式の数値項目を正しく扱うことができます。
数値0x12345678の4バイトのデータの場合、big endianとlittle endianでは次のようになります。
HP−UX、AIXでの数値項目 | Linux、Windowsでの数値項目 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
big endian | little endian | ||||||
12 | 34 | 56 | 78 | 78 | 56 | 34 | 12 |
ソートキーの内容が同じレコードのソート結果を、入力した順に並べます。