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(本件は、スイス・チューリッヒにおいて、
10月23日9:00(日本時間16:00)に発表しました。)
日立エナジーがHVDC技術の開発70周年を祝いパワーエレクトロニクス&エネルギーデイズを開催
HVDCのバルブホール
日立エナジーは、ストックホルムで開催したパワーエレクトロニクス&エネルギーデイズにおいて、HVDCの開発70周年を祝いました。
当社が1954年に開発したHVDC技術は、今日の効率的な長距離送電に欠かせないものとなっており、これまでに当社が同技術によって支援した系統連系の合計容量は150GWを超えています。また、HVDC技術は応用範囲も広く、2拠点間をつなぐ従来のものから、メッシュ状の洋上グリッドを実現する、高度な多端子・多目的ネットワークへと進化しています。
HVDCをはじめとするパワーエレクトロニクス技術は、再生可能エネルギーの連系、電力システムの脱炭素化、電力網のレジリエンス・柔軟性向上に不可欠なものです。再生可能エネルギーの需要が急増するなか、STATCOM、次世代型STATCOM、エネルギー貯蔵ソリューションなどのパワーエレクトロニクスソリューションは、国や地域を結ぶ連系線と組み合わせることで、あらゆる天候条件下においても、システムの電圧と周波数を安定させ、電力網の安定性と信頼性を保ちます。
日立エナジーは、パワーエレクトロニクス&エネルギーデイズを開催し、再生可能エネルギーの導入拡大、分散電源化、産業分野の電化・脱炭素化という電力網の課題に対応する、最先端のパワーエレクトロニクスソリューションを展示しました。当社は本イベントで、パワーエレクトロニクス技術が、エネルギー転換を推進するうえで中心的な役割を果たし、世界各国のカーボンニュートラル達成と、持続可能なエネルギーインフラの構築に貢献するものであることを示しました。
日立エナジーは、本イベントにエネルギー転換のキープレイヤーを招き、より多くの再生可能エネルギーが必要であること、エネルギー転換に必要な技術はすでに開発済みであること、新たな再生可能エネルギーの導入を優先する必要があること、エネルギーシステムの進化に後れを取らないようにする必要があることを伝えました。
日立エナジーのグリッドインテグレーションビジネスユニット担当役員のニクラス・パーソンは、「パワーエレクトロニクス技術は、電力網の安定性を高め、持続可能なエネルギー社会への転換を支援するものであり、エネルギーシステムへのアプローチに変革をもたらしました。当社は、パワーエレクトロニクス&エネルギーデイズにおいて、必要な技術がすでに開発済みであることを示しました。エネルギー分野の関係者が協力して、パワーエレクトロニクス技術を迅速かつ大規模に活用することが必要です。当社は、レジリエンスと効率性を備えたエネルギーインフラを構築するためのイノベーションと協創に取り組んでいます。」と述べています。
日立エナジーについて
日立エナジーは、持続可能なエネルギーの未来へ向けた取り組みを加速する、グローバルな技術リーダーです。お客さまやパートナーとの協創により、世界のエネルギーシステムを、より持続可能、より柔軟、より安心・安全なものにします。電力、産業、運輸、データセンター、インフラの各分野のお客さまにサービスを提供しており、140カ国以上の導入実績を有しています。合計150GW以上のHVDC連系線の電力網への連系など、革新的な技術とサービスでエネルギーバリューチェーンを効率化し、あらゆる人が電気を利用できるよう支援しています。また、分野や地域を越えたステークホルダーとのデジタルトランスフォーメーションにより、カーボンニュートラル実現に向けたエネルギー転換を加速します。スイスに本社を置き、90カ国に約45,000人の従業員を擁しており、約1兆8,000億円の事業規模を有しています。
日立エナジー関連情報
日立製作所について
日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。お客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、幅広い産業でプロダクトをデジタルでつなぎソリューションを提供する「コネクティブインダストリーズ」という3セクターの事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。デジタル、グリーン、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。3セクターの2023年度(2024年3月期)売上収益は8兆5,643億円、2024年3月末時点で連結子会社は573社、全世界で約27万人の従業員を擁しています。