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(本件は、スイス・チューリッヒにおいて、
10月7日9:00(日本時間16:00)に発表しました。)

日立エナジーが2億5,000万ドル超を投資しインドの製造能力を強化

日立エナジー

  日立エナジーは、エネルギー転換にともなう需要増加に対応するため、今後5年間にわたり2億5,000万ドル超を投じ、インドの変圧器関連工場の製造能力を強化します。具体的には、高圧変圧器工場および鉄道用牽引変圧器工場の製造能力を拡大するとともに、低圧特殊変圧器の試験設備を更新します。あわせて、ブッシング工場を移転し製造能力の拡大を図ります。また、雇用の拡大にも取り組みます。本件は、当社が2024年6月に発表*1した製造、エンジニアリング、デジタル、研究開発およびパートナーシップの強化に向けた投資の一部です。本投資により、同国における送配電プロジェクトの発展や鉄道インフラの整備、クリーンエネルギーへの転換を支援します。

*1
日立エナジーがクリーンエネルギー転換の加速に向けて2027年までに45億ドルを追加投資

  日立エナジーは、過去75年にわたりインドのさまざまな国家建設プロジェクトに携わってきました。ヒンダスタン・エレクトリック、ヒンダスタン・ブラウン・ボベリ、ABBのパワーグリッド部門、日立ABBパワーグリッド、そして現在の日立エナジーへと変遷をたどりながら、1949年から同国のエネルギー転換において重要な役割を果たしてきました。

  当社は、インドにおける事業展開75周年を祝うため、2024年10月7日から2日間にわたり体験型技術シンポジウム「エネルギー&デジタル・ワールド75(EDW75)」をニューデリーで開催し、インドのネット・ゼロに向けた取り組みを進歩させるための議論を行います。本イベントは、インドのG20シェルパ*2であるアミタブ・カント、日立エナジーCEOであるアンドレアス・シーレンベック、日立エナジーのインド担当役員兼CEO・南アジア地域責任者であるベヌ・ヌグリによって開かれました。
  本イベントには、2,000名以上の政策立案者、規制当局、外交官、お客さま、サプライヤー、学術機関、シンクタンクなどが参加予定です。50名以上のグローバルおよびインド企業の専門家が一堂に会し、セッションを通じて新しいエネルギーの連系、持続可能な電化の強化、そしてスマートインフラの創出などについて知見を共有します。

*2
首脳の補佐役

  日立エナジーのCEOであるアンドレアス・シーレンベックは、「エネルギー分野の課題は、個人や一つのチーム、一つの会社で解決できるものではありません。電化と再生可能エネルギー導入にともないエネルギー転換が加速するにつれ、電力網は容量と複雑性の両面からますます重要になっています。当社は、持続可能なエネルギーの未来に向けた取り組みを推進しています。また、インドは、世界のエネルギーシステムをより持続可能、より柔軟、より安心・安全なものにするうえで重要なマーケットです。当社は、過去75年にわたりインドに継続的に投資をしてきました。今回のあらたな投資は、『日立エナジー2030』*3成長戦略に沿うものであり、インドにおける製造能力と雇用の拡大およびサプライチェーンの強化、デジタル化による柔軟性の向上に貢献します。」と述べています。

*3
日立エナジー2030計画

日立エナジーについて

  日立エナジーは、持続可能なエネルギーの未来へ向けた取り組みを加速する、グローバルな技術リーダーです。お客さまやパートナーとの協創により、世界のエネルギーシステムを、より持続可能、より柔軟、より安心・安全なものにします。電力、産業、運輸、データセンター、インフラの各分野のお客さまにサービスを提供しており、140カ国以上の導入実績を有しています。合計150GW以上のHVDC連系線の電力網への連系など、革新的な技術とサービスでエネルギーバリューチェーンを効率化し、あらゆる人が電気を利用できるよう支援しています。また、分野や地域を越えたステークホルダーとのデジタルトランスフォーメーションにより、カーボンニュートラル実現に向けたエネルギー転換を加速します。スイスに本社を置き、90カ国に約45,000人の従業員を擁しており、約1兆8,000億円の事業規模を有しています。

日立エナジー関連情報

日立製作所について

  日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。お客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、幅広い産業でプロダクトをデジタルでつなぎソリューションを提供する「コネクティブインダストリーズ」という3セクターの事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。デジタル、グリーン、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。3セクターの2023年度(2024年3月期)売上収益は8兆5,643億円、2024年3月末時点で連結子会社は573社、全世界で約27万人の従業員を擁しています。

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