人や機械が発する音を分析する技術、および人が話す声を分析・合成する技術です。音響信号処理では、機械が発する音から機械の異常を検知したり、人の声からその人の感情などを分析したりできます。音声信号処理には、発話者を特定する話者識別技術、複数話者の声が混じった音声から各発話者の発話区間を特定するダイアライゼーション技術、音声を書き起こす音声認識技術、テキストを音声に変換する音声合成技術などがあります。日立ではこれら技術の研究開発を幅広く行っており、これまでにコールセンタ等の電話音声分析・自動応答ソリューション、コミュニケーションロボットの音声対話機能、製品検査・設備保全等での異常音検知ソリューションなどで応用されています。これらの技術の研究開発を通して、人が使いやすいインタフェースを実現するとともに人と人のコミュニケーション支援にも貢献していきます。