Structured Query Language
リレーショナルデータベースに対して、定義や操作を行うためのデータベース言語のこと。データベース管理システム(DBMS)に命令(クエリ)を発行するための文法や構文が規定されている。
主なクエリとして、表の作成や変更などの「定義」、データの検索・追加などの「操作」、トランザクションの開始などの「制御」がある。
1970年代に発表されたデータベースに実装されていた言語がSQLの起源である。操作性の高さが評価され、各ベンダが採用したため、データベース言語の事実上の標準となった。当時はベンダによって規格が異なっていたが、1980年にANSIによって標準化された。1990年代には、SQL92の規格化によって、埋め込みSQLなどの機能がサポート対象となった。2000 年代に入ったあとも、SQL:2008が規格化されるなど、改定が重ねられている。