Continuous Query Language
米Stanford大学のSTREAMプロジェクトが提案する、ストリームデータ処理向けのクエリ言語のこと。ストリームデータ処理に特有の「ウィンドウ演算」と「ストリーム化演算」をSQLのデータ検索構文に追加した文法で、データ処理の内容を定義できる。
CQLでは、直近の10件や直近の10分といった特定の条件によって解析対象を絞り(ウィンドウ演算)、中間結果として関係表を生成する。この関係表に、SQLのデータ検索構文で選択や射影などの処理を行い、処理結果をストリームデータとして再変換する(ストリーム化演算)。ストリームデータと関係表間のデータ変換とデータ検索を繰り返すことで、複雑な処理を構築することもできる。
関係表やデータ検索の結果は、入力データの流れによって絶えず変化する。リアクティブプログラミング(データ間の関係性に従ってデータが自動的に変化する)のようなダイナミック動作を、SQLと同様の文法で容易に実現できるという特長がある。