SCSI Gateway装置30Gモデルは、エンタープライズサーバAP10000プロセッサグループと、LTO装置を接続する為のゲートウエイ装置です。
L20/300テープライブラリ装置と媒体を手動でセットする単体LTOドライブ装置の接続をサポートします。これによりデータ容量に応じた幅広いバックアップ環境を提供いたします。SCSI Gateway装置30Gモデルは、最大で10ドライブまでの接続が可能です。
LTO媒体は、1巻あたり最大30テラバイト(LTO Ultrium 8テープカートリッジ/圧縮時 *1)の大容量データを保管することができます。 また、CMTと同様の形式での入出力をサポートしており、LTO媒体によるデータ交換が可能になります。
                  
                  SCSI Gateway装置30Gモデル
                
米国標準暗号であるAES(Advanced Encryption Standard)によるLTO媒体への書き込みデータの暗号化をサポートします。
LTOライブラリ装置への正副2重書き処理を、SCSI Gateway装置で実現することにより、CPU装置の負荷軽減を図ります。
L20/300テープライブラリ装置で市販クリーニング媒体による自動クリーニング機能をサポートします。本機能のサポートにより、これまで手動で行っていたクリーニングを自動化できます。
LTO媒体間でのデータコピー時、ホストでデータ入出力を行うことなく、SCSI Gateway装置上でデータコピーし、LTO編成や異なるタイプのLTO媒体間でのデータ移行を実現できます。本機能により、ホストでLTOカートリッジの再編成など、データコピーが必要な処理を実行する場合に、ギガビットイーサネットやホストCPUにかかる負荷を軽減できます。
| 項目 | 仕様 | 備考 | 
|---|---|---|
| 筐体 | ラック | |
| 1000BASE-Tポート | 
                  標準2ポート*2 最大10ポート  | 
                AP10000 OSA(1000BASE-T)との接続ポート | 
| 10GBASE-SRポート | 標準0ポート*2 最大8ポート  | 
                AP10000 OSA 10G(10GBASE-SR)との接続ポート | 
| Fibre Channelポート | 
                  標準0ポート*3 最大10ポート  | 
                L20/300テープライブラリ装置(LTO 7/LTO 8)の接続ポート | 
| SASポート | 
                  標準0ポート*3 最大4ポート  | 
                単体LTOドライブ装置(LTO 7/LTO 8)の接続ポート | 
| 入出力制御装置 SGW操作・監視機能 | 付加機構 | SCSI Gateway装置30Gモデルの電源制御および監視ができるプログラムプロダクト | 
| コンソール装置 | ラックコンソール | |
| 暗号機構 | 付加機構 | |
| 遠隔保守支援機構 (ASSIST)  | 
                標準 | |
| 接続CPU | AP10000 LAN接続カード(OSAまたはOSA10G)の搭載が必要 | |
| 寸法(mm) W×D×H  | 
                647×1104×1804 | クラウドグレーラックの寸法です。 | 
| 質量(kg) | 465.4*4 | |
| 所要電力 (VA)  | 
                3,118*4 | |
| 消費電力(W) | 2,478*4 | |
| 接続LTO装置 | 
                  単体LTOドライブ装置は最大 4ドライブまで接続可能 (LTO 7/LTO 8)  | 
                |
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                  L20/300テープライブラリ装置 (LTO 7/LTO 8) 最大300巻(約9,000TB*1)のLTO媒体を収容 2台のSCSI Gateway装置間の共用が可能*5  |