セキュアなテレワーク環境の早期導入を支援する「クライアントサービス(Citrix Cloud for Windows Virtual Desktop)」
ニューノーマル(新常態)時代には、働く場所の制約を受けないテレワーク環境が必要です。そこで日立はクラウドのWindows Virtual DesktopとCitrix CloudTMを組み合わせた仮想デスクトップ(VDI)をマネージドサービスとして提供。セキュアで柔軟なテレワーク環境の早期立ち上げと運用をトータルに支援します。
いまニューノーマルに対応したテレワーク環境の整備が多くの企業で重要な課題となっています。テレワーク環境整備に際し、お客さまから多く寄せられるのが、「早期に立ち上げたい」「初期投資はなるべく抑えたい」「導入時のシステム設計や運用の負担を軽減したい」といった要望です。
セキュアなテレワーク環境を構築する手段としては、ネットワーク経由でサーバーにアクセスし、クライアント側にデータが残らない仮想デスクトップ(VDI)が注目されています。しかし従来のオンプレミス型のVDIでは、柔軟にカスタマイズできるメリットがある一方で、システム設計や運用、サーバーをはじめとする設備の調達に膨大な工数と期間が必要となることが大きな課題でした。
そこで日立は、クラウドプラットフォームMicrosoft® Azure®上で提供される仮想デスクトップサービスWindows Virtual Desktopと、仮想デスクトップの管理機能をクラウド環境で提供するCitrix Cloudを組み合わせた「クライアントサービス(Citrix Cloud for Windows Virtual Desktop)」の提供を開始しました。
本サービスは、日立が導入支援から運用までを担うマネージドサービスとして提供するもので、サーバーなどの設備を用意する必要がなく、最短2か月での導入とスモールスタートが可能。システム設計や運用の負担がなく、セキュアで柔軟なテレワーク環境を迅速に立ち上げることが可能です。
図1 「クライアントサービス(Citrix Cloud for Windows Virtual Desktop)」の概要
画像を拡大する(新規ウィンドウを表示)
クラウド型サービスのため、最短2か月で利用を開始できます。インターネット経由のリモートアクセス機能も基本構成に含まれ、在宅勤務やサテライトオフィスなどでのテレワーク用途に適しています。最少200ユーザーからの利用で、1か月単位で増減でき、スモールスタートでの試行利用から全社展開といったシナリオでも、利用ユーザー数や利用機能分の月額料金でコストの最適化が図れます*1。
VDIに関する日立の豊富なノウハウをもとに、お客さまの要件をうかがいながら適切なVDI環境を提供します。サービス環境への接続方法では、お客さまのネットワーク構成やデータセンターとの接続、セキュリティポリシーに依存した制約条件などについてヒアリングし、初期導入作業において適切な構成での導入が可能です。
導入後のシステムの維持・保守、仮想デスクトップのデリバリーといった運用も、すべて日立が行うマネージドサービスのため、お客さまの負担を最小限に抑えられます*2。
各種ポリシーを組み合わせた柔軟な制御機能、暗号化やワンタイムパスワードを標準で利用できるリモートアクセス機能、シトリックス独自のプロトコルによるレスポンスのよい画面転送など、Windows Virtual Desktop とCitrix Cloudの機能を連携することで、お客さまは、より柔軟で安全かつ快適に利用できるVDI環境の実現が可能になります。
図2 Citrix CloudとWindows Virtual Desktopを併用したVDI環境
画像を拡大する(新規ウィンドウを表示)
クライアントサービス(Citrix Cloud for Windows Virtual Desktop)の導入により、お客さまが自宅やサテライトオフィスなどからPCやタブレット端末などさまざまなデバイスを活用し、通常のオフィスと同じように働けるよう、ニューノーマル時代のテレワーク環境を迅速に利用することが可能です。
これからも日立は、パートナーである日本マイクロソフト、シトリックスと連携しながら、VDI利用にともなうアプリケーション配信やパッチ配信などの環境整備、ウイルスチェック、アクセス認証方式の拡張といったサービス機能の強化やコストの最適化などに取り組み、お客さまの事業継続と新しい働き方の実現を継続的に支援していきます。
(株)日立製作所 IoT・クラウドサービス事業部
記事の内容についてのお問い合わせは、それぞれの記事中に記載されている「お問い合わせ先」にお願いします。
「はいたっく」全般に対するお問い合わせと購読お申し込み/送付先情報変更/送付停止は、下記リンク先からお願いします。